勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

秋の新たなごちそうの話

国道166号を飯高駅から奈良側に上がっていくと、まこもの里というところを通ります。今年は連作を避けて田んぼになっていましたが、毎年盛大にマコモを育てているところです。マコモは三重県では菰野(コモノ)町で盛んに栽培されてマコモビジネスも活発みた…

戻れ気圧よ、筆力よ

空気も水も綺麗な場所で、なるべくストレスを溜めずによく眠り、新鮮野菜とフードマイレージの低い食べ物によりこれ以上ないくらいの健康体を実現させている亀成園母でございますが、今年はどうにも天敵がおります。農家を目指すものの端くれとして、お天道…

お月見の前に

今年はちょっと早めな感じですが、彼岸花が全開です。どこにもかしこにも咲いていて、大迫力のあぜ道はこの時期ならではの日本らしい風景です。少し不吉なイメージが付きまとうこともある彼岸花ですが、私には見守られている感じがするし、遠い未来に草葉の…

ちょっと前の香肌のカヌーレポート

もうすっぽり秋雨の中にあるのでちょっと前の話になりますが、平成最後の夏、飯高町ではカヌーが盛り上がっていました。日本の清流百選にも堂々十位以内でランクインする櫛田川のあちこちでカヌーを楽しむ光景が続々と見られるようになったのは、明らかに今…

歯抜けレター

6歳の息子の前歯がすっぽり抜けました。うちでは岩波書店の懐かしい絵本の一つである『ねずみとおうさま』に従って、歯が抜けたらネズミのペレスさんに手紙を書いて枕の下に入れておくというのを習慣にしています。お手紙と歯を持っていってもらうかわりに…

ミャンマーのお祭りとは珍しい

先日、飯高町の最上流といっていい波瀬地区で、在日ミャンマーのカチン族の方々が一堂に会してのお祭りが開かれました。カチン族の方々は紛争により7年前から難民になっていて、伝統的なお祭りも開催されないままなのを知った、日本の支援者がNPO法人や衆議…

新しいのにこんなにもふるさと

三重県松阪市の飯高町に移住して三年になります。私の出身は大阪の箕面市ですが、もうすっかりここの人になりました。四人の子どもたちが生まれたのは、中国天津市が上二人、息子は堺市、末娘はフィリピンのルソン島とバラバラですが、四人ともにとってここ…