勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

長い長い花盛り

我が家の一番見栄えの良いところを陣取るサザンカは、11月からかれこれ五ヶ月の間ずっと花を咲かせ続けています。夏の花が絶え、草も勢いを失ってすっかり活気のなくなっていた寒い時期にずっと紅色の花で縁側の前を彩ってくれていて、雪にも映え、おかげで暗いはずの冬空も少しも寂しく見えることはありませんでした。

 

そしてサザンカはまだ咲いています。

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家の裏手にある白いサザンカは一時隆々と咲き誇っていたのですが、いつの間にかすっかり枯れ花を残すだけになったのに対し、常に見られている前庭の木は長く長く咲き続ける力があるようです。日当たりの良さもあるけれど、毎朝夕見上げて声をかけることも花には栄養となったのかもしれません。マユツバものの認識ではありますが、花を育てる人にはわりとわかる感覚ではないでしょうか。花は褒められることが大好きです。

 

花の命は結構長い。昔よく聞いた歌の一節が蘇ります。

 

サザンカとまではいきませんが、息の長い花に梅があります。近所の川沿いに沿って植えられた梅が、紅ピンク白と次々開花して、ふくいくたる香と華やかな景観を提供してくれています。2月の半ばから咲いているのでかれこれひと月は、梅の道を歩くことを楽しみに日々を過ごしています。

 

桜ほど豪華ではないけれど、急かされずにのんびり楽しめる梅が、桜よりたくさん植えられていることが嬉しいのです。我が家の梅は白ばかりで、私は白梅が一番好きなのでつくづく恵まれておりますが、写真映えするのはピンクですね。上向きに枝を咲かせる梅の後に花をつける枝垂れ梅が一番いい時期です。

 

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