勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

ペンキ塗り喜怒哀楽

大掛かりなDIYやセルフビルドはお父ちゃん任せですが、私も小さなDIYを無性にやりたくなることがあります。といっても木工は失敗続きで、色塗りくらいですけどね。カラーセラピーの勉強はちっとも進まなくても色の持つ効用や力は結構強く感じていて、身の周りの色を明るくすることにはいつも前向きですよ。

 

もう6歳になる息子が2歳から使っているストライダーを妹に譲ることになったので、すり減りまくりのタイヤを買い換えて、色も青から妹の好きなピンクに塗り替えました。ストライダーは10年ちょい前の発売から大人気で、カスタマイズにも力を入れていてグリップやサドルやカラータイヤなどアレンジ可能です。子供の多い地域の公園では他の子とは違うアレンジに熱が入るのかもしれませんが、この乗り物に関してはシンプルなデザインがいいと思っているので、タイヤは黒のまま、フレームも一色で塗り替えて満足な仕上がりです。

 

f:id:kamenarien:20180402174508j:plain

青かったストライダーがピンクに変わっていくのを見ていた息子が「ふ、女の色になったな」とつぶやいていたのが印象的です。今までは自分のを妹に貸してやっているという意識が強かったけれど、もう潔く卒業してくれるかな。この時代でこの男女価値観はいかがなものかとも思いますが、4児のうち1人だけ男の子としていろいろ思うところもあるのでしょう。

 

ペンキがまだあったので次の作品にいきましょう。

白と赤のペンキを混ぜてピンクを使ってから、さらにアクアブルーを足して紫を作りました。塗ったのは次女のマウンテンバイクです。お父ちゃんが軽トラの車検の時に、他の人の廃車にされる車の中にあったそうなのを、車屋さんから頂いてきた物です。性能はいいけれどフレームがくすみまくったシルバーだったので、塗り替え甲斐がありましたよ。

f:id:kamenarien:20180402174428j:plain

フレームを塗った後、ちょっと赤を足して、泥除けは赤紫っぽくしました。スポーティー女子な次女にぴったりの仕上がりになりました。お姉ちゃんは新しい自転車を買ってもらったのに私のは貰い物で、まあいいけどちょっとなんだかな、というオーラをずっと出していた彼女ですが、手をかけて自分好みにペイントしてもらったことですっかりご機嫌になりました。逆に長女がちょっぴり不満顔なのがややこしく、いつも凸凹ですね。

 

紫になったペンキが余ったので、長女も一緒にもう一つペイントです。たまたま目に付いた、彼女が4歳の時から愛用している鉄棒をオレンジからカラーチェンジしました。自転車は他のところに付いたら困るので、本当なら娘にやってもらったほうがよかったけど、ついほぼ私が塗ってしまったのですが、鉄棒なら気楽なので、姉妹にほとんど塗ってもらいましたよ。

f:id:kamenarien:20180402174327j:plain

ちなみにですが、家庭用の鉄棒は幼児には必須だと私は考えています。ぶら下がるという動作を日々できることは歩くよりも時には有効。うんていのほうがバリエーション効きますが、場所の問題もあるのでまずは鉄棒を。部屋用のおもちゃ滑り台の10倍価値があります。高さの調節もできるものもあり、ハンモック下げるとぶらんこにも使えました。くるりんと回る動作は大人もやってみると刺激があっていいですよ。

 

さて無事にいろいろピカピカに生まれ変わり、喜びの直後、えらいことに気付きました。ついズボラして素手でペンキ塗りをしてしまったため、手指がオバケ化しています。塗っているときはそんなにつかないのですが、使い終わったペンキ缶をしまうときやパレット皿を運ぶ時にどうしてもベトっと付いてしまうんですね。上の娘たちはこまめに手を洗いに中座していたからほぼきれいなれど、おチビが我慢しきれず手を出して、洗おうとした私から更に付いてあれあれあれ。

 

楽しいペンキ塗りですが、勢いに任せてばかりでなく準備をしておけばと、後悔に沈みながら痛くなるまで手洗いする羽目になりましたとさ。

[rakuten:interiortool:10657148:detail]