勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

飯高で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

いつの間にイモリ

強い願望というわけではなくてなんとなくですが、タトゥーを入れるならトカゲマークがいいなと思う程度に私はあの形が好きです。トカゲマークといえばアニエスβであり、実際より丸みがあってクネっとしたトカゲのフォルムを好きな人はわりと多いのではないでしょうか。他にもトカゲブランドありましたね。数多くのトカゲが街を歩いているのでしょう。


気温の上がってきた日本の田舎では、どこの草むらにも石畳の隙間にもトカゲやカナヘビがいて、カサッと音がしたあとにキレイなシッポがスルスルと去っていく姿を見せてくれます。音がするともしやヘビと身構えてしまいますが、クネっとしたトカゲであった瞬間、怖さは皆無となり、驚かせてゴメンね、といった優しい気持ちになるのです。ヤモリは、フィリピンで当たり前に家の内外で見かけたことを思えば、あまり見ない気がしますが、田んぼや水路にはイモリが当たり前に生息しています。トカゲやヤモリと違ってイモリは両生類でカエルに近い仲間です。なのに形が全くのトカゲマークとは面白いものですね。いやそれも素人目に同じに見えるだけで、専門家やマニアな先輩方からすれば全然別の形に見えてくるのでしょうか。とにかくあの魅力的な形をもう少し近くで見てみたいなぁと田んぼを眺めながら帰ってみると、玄関外の飼育箱に水が張ってあるのを発見しました。確か虫の幼虫を入れて置いたはずで土だったのに何故、と覗いてみると、おりましたよイモリが。くねくねが一匹、二匹、三匹も。

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どうも数日前から子供たちがイモリイモリと騒がしいとは思っていたのですが、そっちに気を回す余裕がなかったのでスルーしていたら、何日かジョウロで飼っていたそうなのです。そして昨日飼育箱に移したとか。毎日オタマジャクシの飼育箱はチェックしているのに、ちっとも気が付きませんでした。灯台下暗し、いつの間にとびっくりしましたよ。


野山の生き物を保護するわけでなく捕獲して飼うのは私にはなんだか恐れ多くて気が進まないのですが、息子はやたらに捕まえたがり、飼いたがります。近辺でいくらでも生息しているのにわざわざ閉じ込めて飼うなんて、ひどいんじゃないのという気もします。ただ近辺にいるだけでは知らないことばかりでも構わなくて、飼って初めて生き物の環境や食べ物、個体差なんかをまともに考えて配慮して工夫する必要に迫られるのも事実です。なので子供が特定の生き物と親しくなるには「飼育」というのが間違いのない方法なのかもしれません。私はそこに「所有」という感覚が入ってくるのを警戒しているのですが、一定期間目の届く範囲にいてもらえて、環境を整える責任を学ぶならば、捕獲して飼育して親しくなることを止めるのはいけないかなと思い至ったので、しばらくイモリたちに居てもらうことにしましたよ。


野生ではメダカやカエルなどを食べているそうなので、何週間も育てているオタマジャクシと安易に一緒にしなくてよかったです。水の生き物を餌としてあたえるのが適切ですが、子供達はどう工夫していくのでしょう。ミミズを見つけてくるか、犬のおやつを拝借するか、あまり口出しし過ぎないよう見守りたいものです。まあすぐに情が移ってトカゲマークを眺めがてら私も学ぶことになるのでしょうけどね。


この辺りじゃどこにでもいるアカハライモリたちです。目立つ赤色は自然界では警戒色です。耳の辺りに毒があるそうなので、撫で回さぬよう、触ったら手を洗うよう注意することにします。手遅れでないことを願って。

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