勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

飯高で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

新しいのにこんなにもふるさと

三重県松阪市飯高町に移住して三年になります。私の出身は大阪の箕面市ですが、もうすっかりここの人になりました。四人の子どもたちが生まれたのは、中国天津市が上二人、息子は堺市、末娘はフィリピンのルソン島とバラバラですが、四人ともにとってここがふるさとであり続ければいいなと願っています。


何しろ昔は馴染みのなかった「ふるさと」の歌ですが、ここでは文化祭などの折に流れることがあり、バックのスライドが地元の風景写真で事足りるのです。かの山、かの川、青き山、清き川、それはまさにここの当たり前であり宝物です。


地元にも山があり川があり、懐かしい人々がいます。たまになんともいえない郷愁にとらわれることはありますが、ここの山や川やおうちや生き物たちを見ると、絶対こっちしか選べないなともっと強い愛着を確かにします。ふるさとのための移住、そしてふるさとを守るための地域おこし。都会暮らしではできそうにもない、地に踏ん張った体験を積み重ねています。


今は刈り取りの季節です。春から目に青葉を楽しませてくれ、夏の暑さを和らげてくれた水田がお休みになるのは寂しいですが、秋は秋で柿をはじめとする実りが楽しみだし、長い冬を越すための薪も知恵も年々増えています。ここをふるさとにしているからこそ私は年々知恵と経験を磨いていくことができます。ありがたきかな、ありがたきかな。