勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

飯高で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

逃避からの年末所感

お節作りから一旦逃避して年末の振り返りをしてみます。どこでも誰でもやっているナンテコトナイ雑感ですが、自分の歴史を残せるのは伝記を書いてもらえるほどの偉人或いは変人にならない限り、多くの場合は自分であるので、怠らず書いておくのも勤めかな。特に生き方や仕事において大きな一歩一歩を踏みしめているときにはね。


2018年は飯高に移住してから細々と積み重ねてきた暮らし方が、次々と実を結び、地域の人脈も随分と広がった、恵まれた年でした。夏の日照りはきつかったけれど、それでも畑の収穫は増え、野菜を買うことは激減しました。上手く育たなかった玉ねぎと、作ってないけれど大好きなズイキくらいかな。時々小学校で収穫されたおすそ分けもあり、似たようなものばっかりとはいえ身体サラサラで暮らしています。猟も大進歩で、続けてかかって収納場所に困るとは、一年前は想像もできなかったです。どちらも苦しい時期があったからこそ今の恵みがひとしおありがたく、調子に乗らないようにせねばと自戒することができます。


そしてとりわけ大きな変化は鶏たちでした。2017年の春に10羽から始めた養鶏が、あれよあれよと100羽に届きそうになっています。増えなかった卵も並々ならぬ試行錯誤の結果、近頃は余って営業が追いつかなくなり、次の戦略を練らなきゃいけなくなりました。これぞ嬉しい悲鳴です。子供の成長も早いけれど、鶏の急ピッチな巡りとは比べ物になりません。ヒヨコたちが産まれ、育ち、成鳥になり、一部を自ら絞めることまで経験できた今年の様々を、忘れることはないでしょう。


とはいえ収入<支出のままで二年も暮らしているので、現実は厳しく、ちょっとでも持ち堪えるために私はパートを増やすことにしました。フルタイムとは程遠い呑気な働きぶりなれど、地道に稼いでいくのは楽じゃありません。新しく学ぶところも多いし、有閑な時間は減ったけれど行動範囲も人脈も広がったし、生き方暮らし方を見直すのには又とない機会です。地域で永く生きていくためにも、地域の誇る会社に縁があったのは幸せなことです。そう言いつつフルタイムにはせずふるわない家業を大事にしたい私はまだまだわがままを貫いています。このもがきはしばらく続きそうですね。


子供達の変化もそれぞれ目を見張るものがありました。べったり一緒だった時間が一気に減ったのと重なり、私の手を離れてそれぞれの世界を築いていったのが目に見えて、寂しい気持ちも大きいですが、一緒に居る時は濃密で可愛がることができるようになり、ワーママの気持ちの一部を学んでいます。学校からの連絡事項や保育園の持ち物を見落とすことも多くて、両立なんて言う資格は毛頭ないこともよくわかりました。わかっていたことですよ。その分子供たちがしっかり育てばいいなと落ち込まないようにしています。


全体を通して今年はこの十年になかったほど忙しかったのです。それがいいのか悪いのかはこれからの対処次第ですね。見失ってしまっている大事なことはないか、毎日をもう少し無駄なくこなすことはできないか、私なりに次のステップを考えておきたいです。


毎日を一所懸命生きなければ夢には近付かない。なれど日々に埋もれると夢が見れなくなる。シンプルに頑張るしかないのです。いつの時代もどんな道も。私の道はデコボコした面白い道なので、シンプルにストイックに己を鍛錬するというのは難しいような気もしますが、案外曲がりくねってもいないのかなと思い出しました。


さてさて気を引き締めてお節の続きに戻ります。どうぞ澄み渡る新年の風が、世界中に優しく吹く年越しでありますように。年女だったので戌年を通過してしまうのは例年より切ないけれど、猪も好きです。豚も好きです。食べるだけでなく好きな生き物です。うん、だからやっぱり前向きに。犬さんたちありがとうございました。

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