勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

飯高で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

極上の春の喜び

自然養鶏農園にとって普段一番嬉しいのは、うちの卵が人々に元気と幸せを運んでいくことですが、時々ある生命の誕生というのはまた格別です。つまり、ヒヨコが産まれましたよ。

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二月末から待つことちょうど三週間。昨年は烏骨鶏の卵を烏骨鶏の雌鶏が抱卵してくれたので、きっと孵るだろうなと思い、それでもドキドキしていたけれど、今年は大きな赤玉を烏骨鶏の雌鶏に抱卵してもらっていました。卵をよく産む赤毛の品種は(白色レグホンも同様です)、家畜としての効率を優先しているため、抱卵の習性は残されていません。抱卵してしまうとその間産卵しなくなるのからで、集めた有精卵の孵化は電気でというのが一般的です。けれどあまり改良されていない烏骨鶏なら抱卵に積極的で自然な孵化が望めます。その分産卵には消極的なので困ってはおりますが、考え方次第ですね。産まれるだけなら電気管理でもいいかもしれないのですが、産まれた後も守ってもらうためには母鶏の有無は大きいです。それに単純に卵を抱っこする雌鶏の姿や母鶏の腹の下で眠るヒヨコの姿がたまらなく可愛いので、これが見られるなら多少効率が悪くてもいいかなと甘くなってしまいます。もうちょっとは産んで欲しいなとは願い続けていますけどね。


10個の卵のうち無事誕生したのは7羽です。小さな烏骨鶏が大事に抱卵して、大きな卵を上手に転卵させてここまできたのだと思うと、小さな命がとても大きく感じられます。まあこのうち4羽は雄だったので、また遠からず辛い別れがあってしまうのですが、春の風に吹かれて元気なピヨピヨを聞くのは役得以上に幸せな時間ですね。茶色っぽいのは雌です。

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ヒヨコを迎えて子供たちも大喜びです。力加減によってはすぐにヒヨコ危うし、になるので冷や冷やしますが、手の平の中の大事な命を感じられる機会があるのは大人にも子供にも代え難い経験なので、「そっと、そっと」と声をかけてほとばしる愛を見守っています。

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亀成園では今後も続けて抱卵、孵化を計画しています。今回は雄が多かったのですが、実は卵の段階で雌雄を見分ける方法もあるのだとか。どこまで試行錯誤できるのかワクワクしますよ。