勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

彼岸の川

今年は彼岸花の開花が遅いようです。この辺り、まだ田んぼが残っているし日当たりのいい斜面も多いので、春分秋分の時期にはそこいらが朱色のピンピンの花でいっぱいになります。お気に入りの彼岸花ポイントもあって、季節の変わり目だけのお楽しみなのですが、確かにまだまだ咲き誇りまでいきません。日の長さを感知するより気温なのかしら。あまり一斉に咲かれるとついていけないので、ゆるく変わっていく今年の秋は私にとっては悪くないですけどね。

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何度目かの台風の後、いつもの川も溢れ気味。よく遊ぶ場所の様子が一気に変わって、増水して、危ないけれどこれもまた面白そうだなとわくわくして上から眺めます。

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釣れなかったけどナマズの仕掛けを投入したあたりも水がパンパンです。こんな時、魚たちはどこに潜んでいるのかな。増水に合わせて上流に泳ぐのか、水の勢いで下流に流れるのか。水面下はきっと想像以上にダイナミック。

 

櫛田川沿いには沈み橋が確か8カ所ありますが、いつもは通れる橋がまるで見えなくなっていたり、ギリギリラインになっていたりするのもまたわくわく案件です。

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こんなにすごい勢いの流れなのにほとんど濁っていなくって、水底まで美しい川なのがわかります。この大好きな川がいままでずっと守られてきたことに感謝です。自身の生まれ故郷からはすっかり離れてしまったけれど、この地を守ってきてくれた人々に静かに手を合わせたお彼岸でした。

 

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ところで彼岸花って毒があるから摘み草はできないけれど、根っこは災害救助食になるというのはほんとなのでしょうか。ひとつの植物についてもまだまだ知らないことばかりです。