勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

感謝の満月  

今日は今年最後の満月の夜です。

くっきり晴れて立派なお月さまが見下ろしてくれました。

 

f:id:kamenarien:20191212210852j:plain

 

時々参考にしているツキヨミ学では

新月は願いごとを、満月は感謝を」と教えられています。

 

だから今日は一年全部の感謝を込めて、静かに手を合わせました。

 

私は自分の仕事としてはまだ大きな活動は何もできていなくて、鶏を飼って野菜を育てて、家族で食べて笑って眠っているくらいの日々だけど、今年は春夏秋と野菜の出来がうんと良くなりました。いつもは鶏の産卵率が落ちる冬は苦労するけれど、今年は若い烏骨鶏が頑張ってくれていて、卵ファンも増えてほとんど在庫を抱えないくらいになっています。お父ちゃんの猟はまだまだなのですが、食べるのには困らなく、猪料理のバリエーションも増えました。何よりお米が一部とはいえ自給できるようになり、食生活が向上した感が強いです。本当に感謝です。

 

田舎で暮らしても、すぐにお店を始めたりきちんと就農したり安定した仕事に就く人がほとんどかもしれませんが、不安定ながらも一歩一歩自分たちで生きる実感を高めていることは、見通しは甘いけど悪くないなと自画自賛です。落ちないと這い上がれない。ずっとそう描いていたのですから。寒い冬になったけれど薪がわりとあって、これからやりたいことが見えてきた。そんな今はやはりありがたい時なのです。

f:id:kamenarien:20191212213034j:plain

 

子供たちについては長女がもうすぐ思春期の片鱗を見せたり、苦労人の次女が子供らしさをすっ飛ばしそうになっていたり、息子が頭でっかちを加速させていたり、末娘が第一次反抗期を長く頑張っている、といったそれぞれの悩みはあります。けれどそれよりも、長女が相変わらず気安く優しいこと、次女の頑張りを私が素直に認められるようになったこと、息子が意外とまともな思考をしていること、末娘と突っ込んだ話ができるようになったこと、そしていつもみんな一緒に育っていることに感謝です。

 

ワンパターンに感謝ばかりしておりますが、先月から「ホ・オポノポノ」というハワイに伝わる幸せメソッドを少しずつ実践しておりまして、「ありがとう。ごめんなさい。ゆるしてください。愛しています」をセットで唱えることを習慣化しています。その意図するところは結構難しくて、ちゃんと理解しているとも言い難いのですが、深く考えず習慣に「ありがとう。ごめんなさい。ゆるしてください。愛しています」を唱えることは私にもできそうだったので、試しに行っているのです。

お月さまや食の恵みだけでなく、なんだか苦手だなと思うものや人に対しても口には出さずに唱える(なんたる矛盾。でも心の中でいいのです)ことで、どことなくスッキリします。考えても仕方ない、モヤモヤは手放すが吉と割り切って、さっさと「ゆるしてください」を言ってしまうことで、私は随分気楽になりました。いつまで続くかわかりませんが、できるだけ重たい感情やこだわりは手放して、浮かんだ様に生きていけたらいいなぁと願っています。 そんなわけで今日のうちに沢山の感謝とゆるしを。これから下弦の月にかけての時期は手放すのに最適期だとか。大掃除のプレッシャーなのでしょうか。なかなか得意にならないことの一つですが、感情ばかりでなく要らないものも手放しでいかないとなぁと改めて。 晴れて新月になったら新しい希望を描きたいですね。