勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

自給的な亀成園の暮らし

小さな自然養鶏学習農園である亀成園としての片鱗がわかるあれこれ

烏骨鶏卵はここにしかないわけではない

自然養鶏学習農園である亀成園では「いいたかのおひさま卵」を産む茶色の鶏の他、「香肌の真珠卵」の名で烏骨鶏を平飼いしています。 ご宿泊者向けのにわとりふれあい体験では烏骨鶏たちのほうがおとなしいこともあり、珍しい天然記念物ということもあり、烏…

寒卵の話

暖かくすらあった年明けから一転して、今週はサブイ日が続きます。風が強く空もどんより、冬ですねぇ。 水たまりに薄氷が張るし、草原も植木も霜が出ますし、車も凍て付いて、なかなかハードな寒さですが、それらに光が当たると本当に美しい恵みもあります。…

お餅といえば14ひきのねずみ家族です

今週のお題「餅」 お餅まきで拾う頂き餅以外は、この数年は自分たちでこしらえることにしています。 まだ地域のもち米を購入して餅つきまでしか遡れてませんが そろそろお餅の季節かなと思うとお米屋さんのもち米を確保します。 生涯かけてのぜいたく品であ…

罠猟師の講義

亀成園のHPブログに書いたものをこちらでも追記して共有です。 罠猟とジビエ、地域の子供たちの挑戦の話です。 【以下引用】 亀成園の子供たちもとてもお世話になっている小学校が近くにありますが 体験学習や地域学習の盛んなその学校で、今年度は6年生が中…

農の学びも文章が素敵であると嬉しい

今週のお題「読みたい本」 自然農の実践者として奈良の桜井で大きな大きな使命を果たしてこられた川口さんが、つい先週、その尊い生涯を終えられたそうです。 ご自身の揺るぎない想いに従って、誰に何と言われようとも草や虫を敵としない自然農というスタイ…

グミの木に通う小学生

今週のお題「好きなグミ」お題の時期が過ぎたこともあり、ショート記事です。 お菓子のグミはなんでグミって呼ぶのかなんだかずっと引っかかっていたことが、グミの木にグミの実が成るのを目の当たりにして、合点がいきました。それ以来、私にとってグミはお…

ムダの哲学座談会

「不要不急」という言葉が世に蔓延していった時、そういえば私の人生は不要不急ばかりでできてるわとハタと思い至った人はどのくらい居るのでしょう。そしてヤバい!必要早急でなきゃと焦った人もいれば、不要不急かもしれないけど重要やんと開き直った人も…

はじめての出版と人のつながり

飯高町波瀬にある「カフェドハゼール」で NaturalSweetsCarnivalというご機嫌イベントがあり、亀成園は卵の販売で参加してきたのですが、 #naturalsweetscarnival 検索はインスタ、FB、Twitterで。 久しぶりの出店、しかも時代がまた明るい方に変わっていく…

麦畑で飛び上がれ

ちょっと前の話になります。 毎冬は3回程度麦畑で麦踏みをするのが大事な農作業となっており、寒い中、亀成園よりだいぶ上流にある更に寒い麦畑まで出かけて行って、小一時間えっほえっほと麦を踏みつけることをしています。 「麦踏みエクササイズ、どうです…

農閑期に心の準備を

今週のお題「あったかくなったら」 このお題も飛びついてからの寝かしつけが長かったので既に流行遅れの兆しですが、寒波だからこそ先の見通しをしてみるってのもなかなか良いのではということで。 昨年度より亀成園の暮らしに集中できる時間が多いであろう…

花丸美腸の極意

ひょんなご縁で知り合った、もっと近づきたい方が、平日の昼間に子供連れでなくても参加できる講座を開いてくれたので、会いに行って参加してきました。 そんな機会に合致したのが腸活講座! 便秘に苦しむ人には申し訳ないですがちっとも腸に悩みがない私で…

児童の稲刈り体験もウンチク多く

香肌小学校の児童たちは毎年田植えと稲刈りを近くの田んぼで体験させてもらっています。今年も9月の初めに田植えをした同じところで稲刈りもさせてもらうはずだったのですが、台風が心配ということもあって、体験の前にもう刈らなくちゃいけなくなり、そこで…

日々ジビエを続けて

今週のお題「肉」 というテーマで一年前の下書きがずっと残っていたのを今更書き直してます。 もうすぐ動物愛護週間です。猟師にとっては猟自粛期間。大体この頃に我が家の肉ストックは乏しくなります。心は動物愛護、でも肉が足りない本音と静かに戦う期間…

強制休業の1週間

降ってわいた時間である。 突如去った仕事もある。 強制的な連帯責任は腑に落ちないところもあるけど これを機に、できることがあるのなら、きっと一番よかったなと そう思うためにちょっと努力中です。 そう、亀成園はコロナで休業になってしまいました。 …

地味な田んぼ仕事のこと

七夕までに田植えが終わればなんとかなるそうだ、と聞いたのはもう10年も前になると思います。七夕米ってブランドにわけもなく惹かれました。 現代では4月や5月始めが田植えで刈り取りは8月や9月のところが多いですが、水に入りたくなる頃に田植えして、…

ホームベーカリーが壊れました

2017年からフル活用してきたパナソニックのホームベーカリーがお陀仏になりました。ぐるぐる羽を回す部分が折れたので、流石にもうお別れですね。混ざらないパンもどきになってしまう日々は、ちょっとなぁ。粉粉した物体の上にイーストがざざっとかかってい…

稲の種を比べる会

一昨年度に三重県発で数人の人たちが立ち上げてくれた「数あるコメの種を引き継いでいく会(という名前ではありませんが、その趣旨の会)」に幸運にも参加することができています。たまたま居合わせた場でそういう話が聞こえたので、いちおう米作りもする自…

園主の発酵愛の恩恵にあずかって

,"entityRanges":,"data":{}},{"key":"f29i4","text":"","type":"unstyled","depth":0,"inlineStyleRanges":,"entityRanges":,"data":{}},{"key":"aq255","text":"そして最近家庭内及び亀成園のお客様に大好評なのが、昨年園主が仕込んでようやくできた自前…

おせち料理の自給率

はぁー、今年も明けて進んでおります。雪がすさまじい地域も多々あるようですが、そうでもないこちらでは、寒いながらもそんなに凍えず快適に過ごしておりますよ。水道管も凍ってません。 山の上はチラチラと美しい雪を見せてくれ、時々キンと冷たい風が吹き…

サンクスギビングデーの丸焼き

今日はアメリカではとても大事な、お正月のような日であるサンクスギビングデーです。毎年11月の第4木曜日がそれにあたっており、多くのアメリカの人は家族集まって七面鳥の丸焼きとパンプキンパイなどを食べて、子々孫々つながっていることの感謝を祝いま…

鶏のいる暮らしはやめられない

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」 10にまつわるお題投稿の3つ目はこちら。 自給率7割で小さな農園暮らしをたっぷり楽しむ亀成園ですが、豊かな自然環境の中で安心して循環する暮らし方の肝となるのは、鶏の存在 です。そうでなくても循…

穏やかに向き合う、命の話

亀成園では「にわとりふれあい体験」や「パーマカルチャーの畑体験」といったいかにもハードルの低い明るい農家体験の他に、「鶏解体体験」「鹿の脚解体体験」「罠猟師体験」というなんだか重たい体験も通年のメニューとしてご用意してあります。卵と野菜だ…

卵くらべ

,"entityRanges":,"data":{}}],"entityMap":{}}">若鳥たちが卵を産み始めました。平飼いの鶏が卵を産むのは生後半年から2年半くらいの間。まだ半年に満たない若鳥たちと2年半を過ぎた鶏ばかりで9月は本当に産卵数が落ち込んでいたのが、ようやく希望が持てる…

鶏解体引き受けました

亀成園HPのブログの改訂版です。知り合いの家で飼われていた雌鶏たちを絞めた話です。お互いに覚悟が必要でしたが、無事乗り越えることができました。有難いです。 ,"entityRanges":,"data":{}},{"key":"9uatt","text":"","type":"unstyled","depth":0,"inli…

農スキルアップの犠牲者

そろそろ亀成園でも夏野菜が採れる頃です。基本的に去年取れた種を育てて、ハウスなし化学肥料なしの栽培なので、採れ出すのはいつも遅いです。春からの長い野菜不足が解消され、消費に追われる大転換。大好きな夏野菜をギリギリまで我慢するのが畑を持ち出…

田んぼは宝箱

亀成園HPブログからの転載です↓ 亀成園の田んぼはゲストハウスから歩いて5分弱の道沿いにあります。昨年から近所の方にお借りしている七畝(約7アール)の場所が、安心と挑戦の宝箱です。ただ米が育つ場所というだけでなく、いろんな生き物が集い、過去現在…

弱りゆく生き物と向き合う

先月下旬に新しくやってきたヒヨコたち。寒さから守られてひと月の間は元気に育ってきたのですが、ここにきてたくましさを失う子が出てきています。ヒトの赤ん坊が生後半年を過ぎると免疫力が弱まって病気にかかりやすくなるように、ヒヨコは今が難しい時期…

新しい仲間を迎えました

コロナウイルス騒動でゲストハウスも地域ガイドもお仕事にならず、ダメージは大きいはずの亀成園ですが、なんだかのほほんと暮らしているのは、新しいヒヨコに夢中なことも大きな要因です。どんな時代になろうとも食べて生きることは変わらないわけで、卵を…

最強の健康力弁当

自給率70%だの薬膳マイスターだの言うからには、亀成園の食を見せなきゃあかんなぁとは思っているのです。私、食べるのも作るのも好きでいいものを自炊している自信はありますが、何せブキッチョなので見映えのよいものが作れません。見せるようなものでもな…

免疫力をつけるのだ。食べ物編

つい昨日珍しく時事ネタを書いてみました。時事ネタにまつわる思いといったほうが正しいですが、こんなど田舎暮らしをも巻き込むほど人類は共通のピンチに立たされていることを感じてゾッとするような納得するような。 昨日の記事では免疫力を付けるために必…