勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

おかげ犬のおみくじ

 三ヶ日はあまりの人出だろうからと、昨日お伊勢さんに行ってきました。うちからは車で一時間半くらいでわりと気軽に日帰りできるので、軽い気持ちで訪れたら、まあえらい人混みでした。今日雨模様なことを見越して、先倒しした人がいっぱいだったのですね。

 

 車を停めるのに一苦労、そこからおかげ横丁まで歩くのにふた苦労。なんせ小さな元気な子供をわらわらと連れ歩くので、迷惑集団です。伊勢うどんが時々食べたくなり、ぜひと楽しみにしておりましたが、並ぶのも大変で、今回は買い食い立ち歩きで手を打つことになりましたよ。それが却って子供たちには楽しかったようですので、何が幸いするかわかりませんね。なにしろ「揚げ餅ソーセージ」と「さつま揚げチーズ棒」にありつけたのですから。前者は棒付きフランクフルトに餅を巻きつけて揚げ、甘いタレをかけた一品。後者は魚のすり身の棒付きに、チーズが混ぜ込んで揚げた一品です。ボリュームたっぷりのご馳走を立ち食いして、してやったり顔でした。

 

その後お参りまでは行き着かず、なんとなく申し訳ないような後ろめたいような気持ちを抱えてしまったまま、おかげ横丁ショッピングです。 新年を迎えるのに合わせ、子供達の欠けたお茶碗を買い換え、藍染のお店でそれぞれ気に入ったぬいぐるみをゲットし、私は慎ましく手拭いと犬のおみくじです。

なんせおかげ横丁にはおかげ犬がおります。来年の干支の縁起物がいるなら混み合うはずですね。

 

 おかげ犬は病気で伊勢まで行けなかったご主人の代参を果たしたそうです。真実の程はわかりませんが、そんなことができる動物は犬しかいないような気はします。忠義ものの犬にあやかったおみくじは、残念ながら大した運勢ではありませんでしたが、正月前なのでしょうがないですね。

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この犬の中におみくじが入っていました。私のは茶色、黒は姉の分です。お互い大した運勢ではなかったけれど、仲良く飾ってあげることにしましたよ。他にもう一色、白もありました。この犬たちが津々浦々から訪れた人々に来年の微笑みを分けてくれるのですね。戌年までもうすぐです。