勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

凍った音、凍った道

ひどく雪が降った日の夜中にふと耳が冴えて、「ピキパキ」という音を捉えました。何かなと気になって耳を澄ましたままにしておくと、再び「ピキパキ」と聞こえました。どうやら水が詰まって遂に凍った音。冷蔵庫から時々聞こえる氷のできる音のもう少し大きな音でした。もしかして水道管が破裂したのかとドキドキしながら、水の状態が一気に変わった音を捉えられたらしいのがなんだか嬉しくて、一面の氷を想像しているうちにまた眠りに落ちていました。

 

次の日の朝はどこもかしこも氷の世界。ゆっくり歩くとポキポキ割れる音がうるさいくらいです。気をぬくとつるりと滑ってしまうから、子供たちは楽しそうだけど、いちおう大人の身では歓迎できない事態です。気を付けて緊張しながらも、くっきり残った幾つかの足跡や、木からドサッと落ちる雪の音や気配は楽しくて、たまの北国気分をじっくりじっくり味わいます。

 

学校はスクールバスの安全な運行のため、一時間遅れで始まると朝早くに連絡がありました。朝の貴重な一時間をのんびりできて児童や送り出す家族はありがたいけれど、先生方やバスの関係者の方々はどれだけ大変な仕事があったことでしょう。子供たちがいかに大切に守られているのかよくわかる非常時です。

 

f:id:kamenarien:20180123090127j:plain