まだ少し寒いけれどもう雪も溶けた春先、一足先に花仕事がしたくなったので、花の種を買ったついでに少しだけ苗も選び、前庭に陣取ってもらいました。
咲かすより枯らす方が多くて、みどりの指を持たない私ではありますが、土いじりが大好きな強い味方がいます。畑仕事の父に鍛えられ、学校でも生活科の畑の勉強を一番好きと言い、花が大好きな次女を誘っての花壇作りです。鬼に金棒、ではなく狸に金棒なので上手くいくかは自信なさすぎではありますが、前庭が伸び伸びとしたガーデンになればいいなぁとはこの家に出会ったときからの念願なので、七転び八起きで実現させていきたいですよ。
手始めにデージーを二株と、黄色のプリムラジュリアン(備忘録)を植えたらスタート剤としてなかなかの効果になりました。赤、白、黄色の基本色を小ぶりにまとめるのは乙女心にも母心にも響いて、満足の存在感です。
秋から落ち葉を積んでおいたのが、立派に黒い腐葉土になっていました。大事な畑用の栄養なのですが、ちょっとだけお花にも拝借です。実は鶏もこの黒い土が好物なのですよ。農業は第一が土作りと言われますが、土があると確かに豊かです。
ひまわりやスイトピーなどの種蒔きはもっと春真っ盛りになってからで、気持ちとは裏腹にすぐに花いっぱいとはいかないけれど、ちょっと花があるだけで外に出るのがうんと楽しくなります。働き者の次女はこまめに枯れた葉を摘んだり土寄せしたりと思った以上に頼もしく、これからの外仕事がいっそう楽しみになりましたよ。