勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

粉シャワー効果

年がら年中アレルギー性鼻炎を患ってきた身としては、十五年ほど前から春は鼻垂らし仲間の増える悪くない時期でした。普段はティッシュの不要な鼻頭の白そうな人々がこぞってグズグズやっていて、一気に私より苦しそうにあがいているので、優越感が沸き起こっていたのです。ふふん。

 

それが今年は遂に鼻炎じゃ済まなくなった感じで、気が気じゃありません。だってここは林業が盛んな飯高町です。どこからともなく飛んでくる花粉じゃなくて、ここからそこからあそこから、明らかにミストシャワーのように浴びているのです。それに私は春の散歩が大好きだし、家に居る時も寒くなければ窓を開け放しているのが好きです。長年の嗜好を邪魔されるのはたまらない。とはいえ日に日に不快感を増す鼻腔周り、および目の痒み、頭痛をいかにすべきか。認めるとますますひどくなりそうだから認識したくはないのだけれど、ああとうとう花粉症の仲間入りをしてしまったのです。

 

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大好きな山景色、これがいかに攻撃的かなんて、体験してみなければ思いもつかなかったのですよ。

 

好んで移住した植林地域でしばらくしてから花粉症とは、人生そう恵まれてばかりでもないのですね。まあでもいっそここでなら開き直れます。本当に花粉症が辛ければ、近隣の山を買い取って、雑木林にしてしまう壮大な計画、夢物語も描けるし、薬膳オタクとしては花粉症改善食を研究することは早期課題です。気の持ちようで未来は明るいことは間違いありません。

 

もしも画期的な発見によって、花粉のシャワーが美容に効果的ということになれば、一気に女性の移住希望者が増えて、少子化対策、過疎の脱退にもつながるのにな。目をシパシパさせながら描く夢は飛散な悲惨な現実を無視した壮大な未来でありますよ。