勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

うちのうどんができました

志を同じくする仲間に誘ってもらって、一昨年の秋から一緒に育てていた小麦から、ようやく麺が出来上がって届きました。

 

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国産無農薬小麦の全粒粉混じり麺という、健康食好きにはたまらない極上品です。

 

小麦は用途が様々なので、収穫できたら麦ご飯にしたり製粉したりという食べ方もしたかったのですが、現在では小規模な製粉や製麺を扱っているところはほとんどなく、自分で粉を挽くのも今はちょっと難しそうだったので、まとめて製麺してもらいました。米と麦を作るのが当たり前だったのはそう遠い昔ではないはずなのに、時代の流れはスピーディーだったようですね。

 

250グラム30袋入りの箱が6箱分、というとなかなかのものです。麦を踏んだ時の太ももの痛さを思い出し、麦畑に鹿が乱入して被害にドキドキしたことを思い出し、成長した麦が爆発的に伸びたカラスノエンドウにからまって倒されておたおたしたことを思い出し、いやぁ、長い道のりでした。

 

たっぷり釜茹でにしておかわりあり、うちの卵も一緒に、最高に贅沢な朝ごはんです。

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畑の野菜を浅漬けにして、お茶もうちのだったら亀成定食の出来上がりですね。あと一歩です。

 

麦作りを始めさせてもらった時に試しにもらったのと同じうどんでしたが、自分たちで守り育てるのに関わってきたと思うと、感慨深さも相まって、麦の味が全身に染み渡るようでした。沢山食べたいのと大事に食べたいの狭間で、ニマニマした悩みが一気に加速することになりましたよ。