ヒヨコたちが産まれて約一ヶ月。七羽は無事に元気に育っています。
最初の一週間は、二羽の母鶏とだけ独立した小屋におりましたが、現在は広い小屋の一角に網で囲ったスペースを設けてその中におります。まだ小さいので眠る時に母鶏から離れるのが心配なのと、餌の確保のために他の鶏たちと仕切りがあるのですが、近頃は自ら囲いを脱走するようにもなりましたし、エサを運んでいくと誰より大きな声で催促します。大人鶏のコケコケもいいけれど、ピヨピヨはやっぱり可愛いので、すぐにエサを与えたいところですが、そうすると奪いにくるのがいるので、ちょっと後回しにします。
先に体も大きくて我が子並にいじきたない(母譲りです)ボリスブラウンたちに投げるようにあげて、次に奥ゆかしさを残す烏骨鶏たちに二ヶ所、なわばりを尊重しながらあげていきます。待っている間ヒヨコたちはピヨピヨピヨピヨ鳴き続け、重なり合ってより高くから催促してきます。黙って待てんのかとボヤきますが、このくらいの貪欲な生きる力がやっぱり好きで、後回しではあるけれど、ついたくさんあげたくなりますよ。
近頃烏骨鶏の卵も随分出るようになったし、次々ヒナが孵せればいいなぁと壮大な鶏家族計画を描きます。試練は多いでしょうが、地域の過疎問題よりは余程進めやすいことは間違いないですね。