勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

ちまちま中毒

今年はきちんとスナップエンドウを植えていたので、野菜不足のこれからが大助かりです。予想外にと言ったらお父ちゃんに失礼になりますが、予想以上にすくすく育った実を成らしているので、もう少し太らせての収穫が楽しみです。採りたてのスナップエンドウって極上の甘さでごちそうなのですから。何日飽きずに感動し続けられるかはまた別問題ではありますがね。

 
だから今年は畑が寂しかった昨年とは違って、そんなに野草のお世話にならなくていいはずなのです。ワラビやイタドリ、フキなどは発見の喜びと春の味を楽しむのにもありがたいのですが、もっと身近なありふれた草はまとめて鶏にあげちゃえばいいのに、スイッチが入ってしまいました。
 
カラスノエンドウをプチプチしたい!
 
あのどこにでもはびこる生命力抜群の草です。はびこっています。地味な花をつけて、もう小さな豆を付けて、ほっておけばまた弾けてしまいます。せっせと鶏にあげなくては草地が乗っ取られそうな勢いです。
 
でも昨年はあのピーピー豆を集めて食べていたのです。指をすり合わせるように種を出して豆の香りを楽しんでいた体験は、みじめというよりはやはり楽しくて、ピーピー豆を見たらつい利用してみたくなったのです。止むに止まれずではない余裕のある利用と我が身に言い聞かせ、庭先のカラスノエンドウを集めていたら、ちょうど同じことをしている長女がいました。「食べようと思って」とニッコリ笑った娘は眩しかったですよ。
 
さてちまちま豆とりです。

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次々と黙々とパラパラ集めていきます。小さな小さな豆の感触になんとも落ち着いてしまうのです。皿に落ちる微かな音もいい。

 

そして豆ご飯を炊きました。塩麹と一緒に炊いたら滋味深く香り高く仕上がりました。

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大きな豆は消化に悪い人や、豆のボソッとした食感が苦手な人にも気軽に食べられる、立派な健康防災食です。ちまちま豆倶楽部が活躍できる機会もこれからあるかもしれませんね。