勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

鶏と新聞

ありがたい縁があって、先月末に毎日新聞三重版に亀成園を紹介して頂きました。台風がぶつかったこともあり、半時間以上かかる最寄りのコンビニに訪れて該当の新聞を買い占めるということはできませんでしたが、購読されている方々の目にとまることはできたのでしょうか。経歴と鶏小屋を紹介してもらい、記者の方がうちの卵を気に入ってくださってお買い上げ頂いたこともあり、今までは道の駅飯高駅では烏骨鶏の卵しか置いていなかったのですが、赤玉も扱ってもらうことになり、養鶏家として少しずつ前進しておりますよ。自己宣伝は小っ恥ずかしくありますが、こんな機会がいくらもあるかわからないので、遅ればせながらですがPRしておきます。

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烏骨鶏の卵は6個で900円だし、赤玉も350円と安くはないお値段ですが、自家製配合国産飼料の平飼いたまごというとびきりの好条件を満たすには、このくらいの値は法外ではありません。とはいえ産直市場というのは新鮮ないいものをとびきり安くが求められているので、いい値をつけてバカ売れということはなく甘くはない現実です。それでも大事な鶏たちのとびきり美味しい卵なので、少しずつでも大切に販路を広げていきたいと思っています。

 

最近の鶏舎の様子をご紹介します。

 

烏骨鶏と赤玉系鶏を仕切って広々と飼育しています。赤玉系のほうが体も大きくてよく食べるし活動的なのもあり、烏骨鶏の所に侵入しがちなのが困ったものでありながら可愛いところです。ちょっと鈍臭いので捕まえるのも楽なので、抱っこして戻している間にまた別のコが逃げたりして、あらあらと振り回されるのを時々楽しんでいますよ。

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ひょんなことから飼うことになった純白の烏骨鶏は、時々惚れ惚れする美しさを見せてくれます。今年生まれの若鳥たちもしっかり育ってきてそろそろ初卵を産んでくれているかもしれません。雄鶏も一人前に鳴き声が立派になってきました。まだまだ増やして育てていくのが楽しみです。

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最後に五月にヒヨコを買い求めたゴトウモミジという品種の雌鶏たちです。

 

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三十羽くらいいるのでもう区別もしてあげてないけれど、丸々と順調に育っております。雄鶏はかなり白っぽくてもうトサカも出ています。雌鶏たちもトサカが赤くなってきて卵を産んでくれたら、亀成園も一気に忙しくなりますよ。

 

養鶏家としてまだまだ新米なれど、地域の人たちのご協力のおかげで実のある日々を過ごさせて頂いております。自然卵なので季節によっても産卵率は大きな差があって、産まないときはさっぱり産まなくて困ったものですが、できる限り鶏たちの希望に応えて産みやすく整えてあげる、win-winな養鶏を目指しています。だいぶ産卵率の上がってきた今のうちにもっとファンが増えてくれることを願っています。よろしければ発送申込みお待ちしております。