勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

川原で大きなどんど焼き

飯高町に越してきてから楽しみにしているイベントの一つは、新年明けてのどんど焼きです。飯高町どこでも行われているわけでもないようで、使いやすい広い川原があり、協力する人々が残っている地域に限られるのでしょうか。広大な飯高町のことをくまなく知るにはまだまだ程遠いですが、近くでこのイベントがあってありがたいなぁと参加二年目でしみじみ感じています。

 

年末に青竹を組んで左義長という燃やし台を作っておきます。川原に高いオブジェが組まれる様はそれだけでワクワクしますね。

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寒い風雨にさらされてちょうど乾いたところで年が明け、近くの神社の神主さんをお招きして、祭壇がしつらえられ、神事が執り行われます。丁寧な心のこもった神事はこの地域の人々にふさわしいありがたさです。美しい川と山に守られて、今年も飯高町に恵みがありますように。

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その後いよいよ点火です。盛大に燃やして、ドンドン音を立てて、邪気を追い払い、みんなの無病息災を願う地域行事なのです。立派な左義長があっという間に燃えて崩れていくのは壮観です。火の粉が飛び散る中ではふはふと頂くお善哉もありがたく、子供はさらにお菓子がもらえて大喜び。そんな地域に子供がほとんどいないことだけが残念なので、絶えることのないよう今年も希望を持っていきたいですね。

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我が家は基本的に病気知らず医者要らずなのですが、珍しく年末から末娘の体調が悪く、グズグズとした日が続きました。変化と頑張りの多かった日々を労ってあげる機会だったのかもしれません。幸い正月旅行や派手に遊び歩く予定もなかったので、様子を見ながらゆったりと、ありがたく晴れた気持ちの良い松の内を過ごしていましたよ。両親はアウトドア好きなのに子供たちはわりとインドア派というのが良かったのかもしれません。

 

そろそろゆったりの冬休みも終了です。ネジを巻き直してやりくりしていかねばなりませんね。今年も亀成園が平和でありますように。鶏たちと共に地域で明るく生きていけますように。よい人々、よい本の数々と素敵な縁がありますように。それにはやっぱり日々の健康が一番ですね。大きく燃える火を自分の内に持ち続け、力たぎる吾であれ。