勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

上手に抱っこできるかな

「鶏抱っこ企画」の報告です。

肖像権のため写真に登場する子供はうちの子にしてあります。


3月24日のとても寒い日でしたが、六組の親子連れが亀成園のある松阪市飯高町を訪れてくれました。松阪市街地の方が四組、残り二組は隣の津市からで、一人だけ飯高町大好きな方がいた他は皆さん初めて国道166号をはるかはるか上ってこられましたよ。


子供たちは二歳から小学三年生まで様々で、とにかく生き物大好きな元気っ子におずおずと様子をうかがいながら踏み出していくタイプ、すぐに友達を見つけてつるむ子に一人で楽しみを見つける子と、どの子も好ましい個性に溢れていました。


この場所で「森のようちえん」を志してみたかった私は、小さな子供たちが集まってくれたのが本当に嬉しかったです。体験の流れも大まかには決めてあったけれどきっちり管理はせず、たっぷりと子供のペースで鶏をはじめとする生き物に触れ合ってもらいました。それでも鶏を触って捕まえて抱っこして、卵を集めて、火おこしをしてみて、うどんに卵を絡めて食べてと、はるばる来た甲斐のある体験がいっぱいできたかな。

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鶏舎の中はなるべく大人は入らず、我々も上の娘二人にスタッフとして付いててもらいました。外から見守る親はウズウズしていただろうし、一人では入れず付いて来てもらった子もいましたが、大人主導で「やらされる」かもしれないのをなるべく避けたかったので、私たちもゆったり見守りながら、親御さんたちと話をすることができました。ちょうどヒヨコが見えるところだったので、お母さんのお腹に隠れるヒヨコや背中によじ登っておんぶしてもらってるヒヨコなどに癒されることができました。

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もちろん子供がある程度慣れたところで鶏を一羽二羽外に出して、家族での写真タイムは設定しましたよ。こんな体験なら私も是非家族で抱っこの写真は撮りたいので、鶏が逃げ出さないよう下から支えたりとサポートしました。記念になっていればいいな。

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そばに寄ること、触ってみることをじっくり楽しむ子もいれば、草をあげたり虫を捕まえて運ぶのに夢中になる子もいるし、お姉さんが捕まえて渡してあげたら嬉しそうに上手に抱っこできる子もいて、関わり方はそれぞれです。シュタイナー教育を独学ながら勉強して、森のようちえんに憧れる私には様々な子がいるのがなんとも興味深くて、この子たちの心に何が残り、何は残らないのだろうとわくわくします。受け身の学びではない主体的な学びでは、同じ場に居ても強烈に印象に残ること、全くすり落ちることの差は激しいですが、それでも鳥を見たり卵を見たりすると思い出す可能性は高いので、鶏舎に訪れてから卵に触れるというのはなんて有効なのだろうとつい教育視点が強くなってしまいますよ。卵絡めうどんもしっかり食べてもらえてよかったです。飯高名物の刺身こんにゃくも出して、みなさんご存知かと思いきや美味しさにびっくりの方もいらして、つくづく食に恵まれた地域にいるのだと再認識しました。もっと堂々広めていきたいですね。

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初対面の子供たち大人たちでしたが、山と川に挟まれた風の通る亀成園で数時間を過ごしただけで、当たり前に仲良く遊び、心地よく話をし、薪割りもしてもらっちゃって、解散するのが惜しかったです。また夏にも秋にも訪れたり、これからの関わりも深めていけたらいいなと願っています。猟の罠に興味津々の子たちもいたので、解体もぜひ見てもらいたいですね。


気付きが多く、次につながりそうな企画を実現させて頂いて感謝しています。