勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

男の価値

今週のお題「おとうさん」


父の日で連続投稿となります。今回は父の日に子供たちと話したことを元に。


我が家ではそれぞれの誕生日に「〇〇のここが好き、3つ」を他の人が発表する、なんてことを行っています。兄弟が四人だとなかなか一人をフォーカスでききれないので、誕生日くらいはその子を褒め倒そうとの魂胆です。ところがお父ちゃんはクリスマス直後の誕生日なため、子供たちはそれどころじゃありません。いちおう拍手して乾杯して、あとは話すことが口々にあるので、パパのことを振り返る機会なんてずっとなかったのです。父の日も忘れがちですからね。


けれど今年は頑張って父を見直す時間を作りました。そしてそれぞれ「お父ちゃんの好きなところ、いいところ」を三つ以上発表しました。


すぐに上がったのは

・鹿をとってくれる

・鶏の世話をしてくれる

・美味しい卵を食べさせてくれる

・野菜を作ってくれる

でした。


それから下の子たちから

キャッチボールしてくれる

・将棋さしてくれる

・本を読んでくれる

・犬の散歩に連れて行ってくれる

などが上がりました。


その他

たまにおやつを買ってくれる

・遊びに連れて行ってくれる

・時には気前がいい

となどが後から加わりました。


上から三つのグループに分けるなら

①直接食に関わる仕事に関して

➁時間をかけて一緒に遊ぶこと

③お金をかけての家族サービス


とカテゴライズすることができるでしょうか。

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自給自足的農園を目指し途中の亀成園ではまだまだたいした収入は見込めず子供たちに不遇な思いをさせることも多いです。家もボロいしゲーム機もないし、買い物もほとんどしないし旅行も長らくご無沙汰です。


飯高での暮らしを始める前は、お父さんはしっかり外で稼いで休みの日は遊びに行って外食して買い物もするのが当たり前で、今じゃうらやましいくらい優雅に暮らしていましたが、その時同じこと(お父さんの好きなところ)を聞いたらこんなに次々出てきたのかな。そう驚かずにはいられない子供たちからの返答でした。


経済的に余裕がないといつも何がしかの不安は付きまといます。これから子供たちを育てていき、体が弱ってのち生きていくことができるのかできないのか、正直深く考えたくはありません。なんとかなるさぁとどこかで信じてはおりますがね。それでも尚「貧しくとも豊かな暮らし」をしたいと望み、挑み、もがき続けるのは、その姿こそ子供たちに伝えたいと思ったからです。とはいえわざわざ苦労をかけている申し訳なさもあったので、父の日に前述のような前向きな評価をもらえていたのは私たちにとっては有難く嬉しいことでした。


これから大きくなるとまた両親に反抗することはあるでしょう。好きなところなんてないって、ボロ屋もど田舎も嫌やって、となってしまうのかもしれません。でも今必死だけど楽しく暮らしている。全てはお父ちゃんのおかげで。この記憶を温め続けていてほしいなと思います。


ちなみに私はお父ちゃんのいいところとして

・何を作っても残さず食べてくれる

・ゆるく時間管理してくれる

・地域の人とうまいことやっている

というのを挙げました。どれも地位も名誉もいらなくて、それでいて結構難しいことなのかもしれません。これからもマメに働き一緒に笑えるお父ちゃんでいてほしいですね。