勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

糸かけ曼荼羅の時間

シュタイナー教育を支持する者として、糸かけ曼荼羅は憧れの作品でした。板に釘を打って、きれいな色の糸で釘と釘の間に糸をかけて美しい模様を作る作業を是非やってみたくて、次女の夏休みの課題として一緒に行うことにしました。自由にストリングアートもいいかなと思ったのですが、短い間とはいえシュタイナー学校に通っていた縁もあり、まずはきちんと数を唱えながらの糸かけ曼荼羅をすることにしました。いい参考書も見つかりました。

はじめての糸かけ曼荼羅

はじめての糸かけ曼荼羅


本を眺めるだけならうっとりですが、実際やってみると能書き通りの癒しタイムとはいきません。勿論トントンと釘を打つときや、順調に糸かけが進むときは不思議なくらい気持ちが良くて、自分が浄化されていくような気もしますが、いい加減な私には正確な釘を打つ位置を決めるのは難しいし、糸かけが間違うと途端に均衡が乱れてイライラするし、どうにも心の穏やかでない己を突きつけられてしまいます。


それでも案外すんなりと、それなりに美しい作品になるのは糸の力が木材の力が。拙い写真と共に制作工程を赤裸々公開してみます。


釘だけ近くのスーパーで買えばキットを購入せずに手持ちの材料でできそうだったので、まずは木材置場をゴソゴソして使えそうな板を引っ張ってきます。ノコギリで切って、端っこはあとで削って磨くことにして、とにかく釘打ちを焦ります。


コンパスで円を描き、円周上に64の点を付け、釘打ちします。この点を打つ工程で、型紙を使ったり精密を心掛けると後の仕上がりが綺麗なことはわかっていても、なかなか実行できないのが弱点です。でも突っ走ります。

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丸く細かく釘打ちをするだけで結構な満足感がありますよ。でもここで終わらず元気なうちに糸かけに移ります。糸かけに使う糸はなんでも可能なので、裁縫箱に無駄に沢山溜めていたカラフルな手芸糸をどれにしようか選んでスタートです。


糸かけ曼荼羅の秘密は素数にあります。円周の点は24とか36、48、64といった公約数の多い数ですが、糸をかける順番は31、29、23といった素数を順番に使っていきます。だからうまくいけば最初の点から初めてどんどん違う点な移っていって、戻ってきたら全ての点を通っていることになります。最後の方で3つ毎に糸かけをしてすぐ戻ってしまう時は、次の点にズラして作業を進めていきますが、大きめの数の時はぴったり一周するのが曼荼羅たる所以。


そううまくいくかなと半信半疑の一周目です。もう少しでうまくいきそうですね。

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続いて二週目。ここが一番難しかったです。確かな法則があるのにきちんとつかめずモタモタするもどかしさ。まあなんとか誤魔化して次に行こうとするのが私のおおらかなところです。

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こんなのでうまくいくかなと疑いながらも五週目(31、29、23、19、17)までいくとなんだか近づいてきました。

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明らかに上の方、ピンと張ってて間違っている箇所がありますが、これもなんとか誤魔化して、最後までこぎつけたのがこちらです。


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同じように作っても細かいところの丁寧さや色の選び方で随分差が出ることは疑いなさそうです。グラデーションを狙ったり同系色でまとめたり、なんなら色を絞ったほうが綺麗になりそうですね。でも同じ色になると余計見にくくなって作業の間違いが増えそうなのと、なんやかんやカラフルでごちゃまぜが好きな自分をそのまま出したらこんな作品になりました。


糸かけ曼荼羅イロイロ、に続きます。