勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

ハンカチマスクで乗り切れるか

そもそも人の少ない過疎地域で暮らしているし、花粉は可視化できるほど飛び交っているけれど、マスクは使用しない姿勢です。鼻が詰まりがちなので余計に息が苦しくなるし、眼鏡も曇って不都合が多いし、マスクの効用もイマイチ腑に落ちないこともあります。


けれど小学校の卒業式に在校生が出席するためにはマスク着用、それも鼻まで隠れるものが不可欠との連絡がきました。このご時世、在校生が出席できる卒業式はとても珍しいのですが、香肌小学校の卒業式に在校生は不可欠です。全校児童合わせても二十名未満の超小規模校では、卒業式の目玉は全在校生からの「呼びかけ」と卒業生からの「返事」のシーンです。


卒業生一人一人との思い出を、役割を決めて見事に語り上げる在校生たち、下級生からの思いを受け止め、次代に学校を託して卒業していく六年生。昨年度も一昨年も一介の保護者として在席させて頂き、思い出すだけで涙が止まらないし名場面です。


なのでお互い充分距離をとってマスクを着用するならば、香肌小学校は全校で卒業式を実施できるのです。来賓や卒業児以外の保護者や地域の人は今年度は無念の辞退ですが、今年もあの名場面が行われるというだけで、胸がいっぱいです。


とそこで問題になるのが、マスクです。


子どもたちは給食当番などで使っているマスクがあるのですが、それでは大きさが足りないらしく、なんとか調達する必要がありました。もう少し余裕のあるときならちょっと縫い物をすることもできたのですが、今月は無理な話なのです。


そこで目に飛び込んできたのが「ハンカチマスク」です。手持ちのハンカチを折ってゴムを通すだけでできる優れもの、これならできると飛び付きました。


お気に入りのハンカチを引っ張り出してきてf:id:kamenarien:20200318191543j:plain


上と下を折って帯状にして

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キャンディの形みたいにゴムを通して

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右と左をそれぞれ折ってきて中に重ねたら

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こんなマスクになりました。輪ゴムなので片側に2本使うと耳が痛くなるのがマシです。

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重なった布をちょこちょこ引っ張り出したら大きく鼻を覆うこともできるので、条件は満たせそうです。ゴムは太めの方が付け心地が良さそうですが、現在のところマスクのゴムも品薄らしいですね。でも流石にまだ輪ゴムは残っています。一分程度で誰でもできるし、カバンにハンカチと輪ゴムさえ入れておけば、いつ必要になってももう安心です。


ちょっとの手間とちょっとの知恵で、生きていくのがぐんと安心になる。どんな事態でも発見はあり得ることがあります。パニックになってしまわなければね。前向きな情報が世の中に広まって、少しずつでもストレスが減っていけばよいのですが。そして明日の卒業式が人知れずとはいえ素晴らしいものでありますように。