勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

おいないさー、香肌っ子

先日3月20日に香肌小学校で、親子山村留学説明会を開催しました。

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コロナショックで全国的に世界的にほとんどのイベントが中止になる中ですが、申し込みが2組で特定できているし、当日急に押し寄せることもなかろうと、開催に踏み切りました。


香肌小学校のある飯高町大阪市内からは二時間ほどで来られます。高見峠から香肌小学校までは二十分もかからず、奈良の桜井を通過すれば道路もほとんどの時は空いているので、思うよりあっさり来ることができます。なので初めて訪れてくれた方は結構近く感じてくれたようです。以前も訪れてくれた方は、天気の良い三連休初日に、伸び伸びとした田舎に脱出する都会の人が予想外に多く、時間がかかってしまったようですが。


二組の来訪者に学校の説明をし、児童の様子をスライドで見てもらい、学校案内をし、その後三ヶ所の住居見学をしてもらいました。


香肌小学校の親子山村留学制度では、保護者一名以上、児童一名以上で通学していただけるなら校区内の幾つかの住居が格安賃貸で住むことができます。もちろんご自身で物件を探されて借りたり購入したりして通学して頂いて構わないのですが、住居探しに尽力しなくても住むことができるのが制度の強みです。


学校を見学し、住まいに足を運んでいただき、なかなかいいイメージを持たれたようです。お子さんがまだ未就学年齢なのですぐに入学とはなりませんが、もしかしたら近い将来の仲間になれるのかもしれません。外遊びの好きな元気な子供たちにまた会えたらとてもとても嬉しいです。


今回の参加は多くはなかったですが、それでも子供が小さいうちに環境を選びたい潜在ニーズを強く感じました。多くの人はご自身の住まいや安定した仕事が固まっていて、校区で子供たちの学校を考えるものです。通わせられる範囲での私立を選ぶ方も多いし、たまに越境通学をされる方もおられますが、仕事、住居、学校の順番なのでしょうか。ところが中には住居、学校が仕事より優先される場合もあるのです。学校、住居、仕事で決める場合もあるのです。時代は変わります。人生を選ぶことは道を外れることではないのです。


香肌小学校はとにかく学校存続をかけて児童が増えてほしいです。都会にはガラッと環境を変えて、子供を伸び伸びと育てたいと望んでいる保護者さんがおられます。こちらは受け入れる用意を先に整えたので、あとはマッチングです。人生をガラッと変える決意はそう簡単ではないのでしょうが、ここには川があり山があり世界でもトップレベルに恵まれた教育環境があります。トップレベルというのはエリート教育という意味では決してなく、五感に訴え、個人が認められることの多い教育環境という意味です。数字にするのが難しい話なのでなかなか伝えにくいのですが、あえて数値化するなら体験活動の数と学級通信の数、それに子供一人につき関わる大人の数などでしょうか。


どの子にとっても知らない児童の数は0人です。自分の名前を知らない先生の数も0人です。

得意不得意はあっても、役割がない行事はありません。悩みが0ではなくても、居場所がないことはありません。


もっともっと、いいところを伝えていきたいです。必要な誰かに伝わってほしいです。絶対に回復できる。そう断言することで、香肌っ子の未来がつながっていく。また、春がきましたよ。

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