勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

三重県、お父さんの写真コンテスト

https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000903041.pdf

 

イクメン知事を掲げる三重県(軽く良きイメージ)ではここ数年イクメン写真コンテストが開催されております。ポスター掲示を何度か見たことがあり、一度は私も応募してみようと思っておりました。昨日たまたま知人のFBでも紹介されていたので、数年前の写真を引っ張り出して応募してみました。

 

応募といってもInstagramで #第7回ファザーオブザイヤーinみえ を付けて投稿するだけの簡単なものです。#visit-mie とか #ええなぁ松阪 などでコンテストがあることもあり、行政がわりとInstagram好きなのが興味深いご時世ですね。

 

私は基本的に旦那さんの愚痴は言いません。正面切って物申すことはあるし子供たちからすればよくも飽きずに言い争いをするなぁというイメージで間違い無いですが、不満を溜め込むことはないです。というよりも働き者のお父ちゃんと明らかに怠け者のお母ちゃんなので立場がないというのがホントのところでしょうか。とかく亀成園父は働き者であるし、地域の便利な人であるし、良き夫、良き父であります。女にはモテませんが男にはモテます。だからもう少し陽の目を見てもよいでしょう。と思って写真を探しました。

 

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出てきたのはこの一枚。もう四年も前になりますね。亀成園が始動するかしないかの頃、前庭に自作のうんていを作るお父さんと小さな娘です。

 

完成したうんていで戯れる2人がこちら

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亀成園父は、実父に良い印象がほとんどない私からすると驚愕のいいお父ちゃんで、我が子たちがうらやましくて仕方ないのですが、それでも上の三人の子は圧倒的に母に懐いていて、父には冷たい態度をとってしまうこともあります。仲は良いのですが、彼女らが幼い頃はお父さんは忙しいサラリーマンをしており、過ごしてきた時間が暇を持て余していた母の圧勝なのですから。

けれど末娘が産まれて、ガラッと暮らしを変えてからはむしろ家にいるのはパパで、ママがいない(教習所、パート、楽器サークル)時間にパパと過ごした経験が積み重ねられてきました。それもあってか、或いは末っ子の甘え上手によってか、この子はパパとママを同じくらい頼って甘えて育っています。

 

私は世の中に必要なのはイクメンだとは思っていません。お父さんと沢山遊んだ経験のある子は学ぶ機会も多いしイイなぁとは思いますが、おじいちゃんやおばあちゃんだっていいし、近所のお兄ちゃんお姉ちゃんだっていいし、一人遊びのエキスパートだって劣らぬ幸せがあると思っています。遊び上手な父を持たずに一人遊びを鍛えていた自己弁護でもありますが、家族の形も子供の育ち方も一様ではないので、これが正解と決め付けるのはナンセンスです。その上で、社会の認識として、子供と楽しむお父さんがいいイメージを持たれるのはたいした変革だなと感じるのでこうして応募までしてみるわけです。

 

まあぶっちゃけてしまえば、こうやって余裕を持って父子の姿を眺めて写真を撮るお母さんが増えたらいいなぁと思うのです。父の自撮りでなく撮影したのはお母さんというのが大きいのではと。お母さんが何もかも一人で背負っていっぱいいっぱいになっていたら子供の写真を撮る余裕もありません。写真に残すことが目的になってもなんですが、日常のふとしたときに、家族のこの姿がいいなぁ、残しておきたいなぁと思えるお母さんなら、子供のことを肩にはめ過ぎずに受け入れる余裕があるだろうし、きちんとぶつかることもできるだろうと信じられるからです。

 

子供がすくすく育つことが第一で

そのためにお母さんが笑顔でいられることがとりあえずは大切で

お父さんが楽しく土台になる

 

勿論父母と子供の形だけが家族ではありません。単にわかりやすい例というだけです。ヨイトマケの母もまぶたの母も覚悟の母もかけがえのない母の姿であるし、全力祖父母が母以上であることも多いのです。とにかく大人が億劫でも億劫がらずに子供と向き合って、子供たちが身近な大人を信頼してヤンチャに育てばいいなと描きます。

 

不適切な表現があるかもしれずドキドキの通過点ですが、賞品(宿泊券など)に目が眩み、ついポチッとしてしまったことを告白します。