勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

四児のデメリット!

子供の数は多いほうが楽しそうだと根拠なく信じていた甲斐あって、現在元気いっぱいの一男三女に囲まれて楽しく過ごしているのはありがたいことです。子供は四人以上と大した根拠もなく決めて、素直に実行する流れに乗ってくれた過去の自分を心から褒め称えたいです。

 

兄弟姉妹が多いと日々の小競り合いは尽きないものの、決定的に亀裂しない限りお互い味方でいられるし、すったもんだしながらもなかなか壊れない人間関係の練習になります。外で何か困ったときの逃げ道にもなれます。どの子も恐らくトラブルなく育っていくばかりではないので、人間関係にセーフティーネットがあるのは、子供が成長していく過程で思う以上に効くことがあります。そして子供が複数いると親にとっても一人に想いが集中せず分散できるので、かなり放ったらかしではありますが、いい塩梅の保護者でいられるかなと思います。親と子の関係はそう思っていなくても力の比重があって、悪気なくても追い詰めてしまうことはあるので、力の分散が私には大切です。

 

三児以上のメリットはものすごくあって、かなり楽をさせてもらっているといつも感じておりますが、今回はあえてデメリットの話。デメリットを痛切に感じたのです。

 

それは先日のこと。川遊びの達人である知人に声をかけてもらって、三重の川での又とない自然体験の機会がありました。二つ返事で飛びついたのに、参加希望の子供が多過ぎるから定員オーバーとなって、機会を逃してしまったのです。ああ、子供が一人か二人であれば、さっと潜り込んで掴めたチャンスを、体験したい盛りの四児がいることで逃してしまうとは。

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つまり四児のデメリットはこうです。

・企画がすぐに人数オーバーになる

・いろんなところで席が空かない

・コンパクトカーに収まらない

・飲食店を気軽に利用できない

・おやつの取り分が少ない。買いだめも無意味。

 

運転に自信がないし、自動車税もばかにならないし、5人乗りのコンパクトカーにできたらどれほどいいかと思います。けれど元気な4兄弟姉妹を小さな車に乗せて平常心で運転できるほど、私の精神はゆったりしておりません。飲食店で広い席が空くまで待つのは構わないのですが、席に収まってからもスムーズに注文にすすめるわけではありません。すったもんだやいのやいの、もうこんなことなら家で土鍋ラーメンにすればよかったと思うことは一度や二度ではありません。

 もし人生が違っていたならば、母娘二人で仲良く小さな車で極気軽に、ふと気になったお店のカウンターに収まることもあったのかもしれません。けれど現実は家族六人まとまってファミリーカーで大移動をして、座敷が空くまで待った後に、飢えた胃袋をなだめすかせて水を飲ませる始末です。写真もなかなか枠におさまらず、進行方向はいつもごちゃごちゃしています。

 

四児のデメリットを更に追加すれば

・学校のプリントが多過ぎる

・行事がちっとも把握できない

・それぞれの持ち物が覚えられない

・怪我をしていても何故だかわからない

・年に何度も回るので誕生日の重みが軽い

などもあります。

単に親のキャパ不足な項目もありますが、一人一人の人生に懇切丁寧に寄り添えていないのは確かです。勝手に遊んでくれているので楽なのは、こちらが力と時間を使っていないという事でもあり、第一子の将来はなにより気にかかるのに、三子四子は理由もなくまあなんとでもなるだろうと思ってしまっています。こんなに気配りが足りていないとすねてひねくれて育ってしまう兆候が見えているのに、それどころではないのが正直なところ。まあたくましくなんとかしてくれることを願っております。

 

この際もっと挙げてみると

・クリスマスプレゼントをこっそり置くのに紛らわしい

・6枚そろっていたお皿の1枚がわれて1人違うのになると仲間外れ感が強い

・服のおさがりが溜まりすぎて品質低下

・じゃんけんにいちいち時間がかかる

・洗濯物が多すぎて物干しが重みですぐに劣化

・小学校の音読の宿題に飽き飽きする

 

なんだか本当にくだらないデメリットになってきましたね。

まとめると「特別感」が圧倒的に低いことです。そりゃそうなります。鶏も数羽なら判別して一羽一羽可愛がることができるのに、100羽いると区別するどころではなく、重みが小さくなってしまいます。鶏より我が子は余程大きいのですが、まとめて扱ってしまうことがそこそこあって、一人一人を大切にしなければとわかっているのに群れとして扱ってしまうのはどうしようもないことです。

 

その代わりを補って余りあるほど、小学校の超少人数教育の恩恵を受けまくって特別な子供たちであるので、まあ家族は群れでちょうどよいバランスなのかもしれません。

4人とも得意なことがあり苦手なことがあり、父母それぞれと相性のいいこと悪いことがあります。それぞれの歴史があり宝物があり、未来があります。たった一人と向き合って支え合うのもかけがえがなく幸せな家族だと思います。どこまでも大切に育んであげられることは、結構うらやましくなることもあります。定員オーバーせず、参観日も気が散らず、いつでも間違いなく一番の味方でいてあげられる。眩しいです。

 

デメリットを認めた上で、パラレルワールドで一人ずつと向き合うイメージを時々持って上げたいです。なんなら時間を作って一人ずつと過ごすことがあっていい。犬の散歩でもお風呂の時間でも別部屋でお説教だとしても。結局人間関係は1対1です。家族やグループでも1対1の絆がある上に手を広げていくものなので、取りこぼさないよう気を付けて気を付けすぎることはありません。子供たちはたくましくて優しいので大抵のことは許してくれますが、もしすねてしまうとなかなか回復が難しいので、すねる前に気付いてあげないといけませんね。となると四児は簡単とも言いにくいのかもしれません。

 

なにはともあれ、今日はこどもの日です。やかましさを愛でるにふさわしい日です。切り替えてよく働く大人でいるためにも、元気な四児に改めて感謝。

四児を描いた本って何だろうと考えて思い出したのがこちら。

男児4人とおおらかな両親の楽しい絵本はシリーズであります。

 ツバメ号とアマゾン号も役割の違う4兄弟姉妹ですね。ここは更に下に小さな子がおりますが、大きくなったからこそ助け合える姿がこの作品の見所でもあります。

 

ツバメ号とアマゾン号(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)

ツバメ号とアマゾン号(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)

 
ツバメ号とアマゾン号(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)

ツバメ号とアマゾン号(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)

 

 

 まだ何冊目かで止まっておりますが、いつだって全部読みたいです。

アーサー・ランサム全集 全12巻

アーサー・ランサム全集 全12巻

 

 兄弟たくさんを書いた作品は小説でも漫画でもわりと少ないので、4人ともメインのものは思い入れが深くなります。確かに描くのは難しそうですが、支え合いながら反発しながらお互い成長していく子供たちの姿、私ももっと表現していけたらと願っています。

 

【最後のデメリット】

書きにくい

 

ステレオタイプにならずに個性をそのまま活かしながらそばにいられたら、或いは書けるのかもしれません。