勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

霊的能力を高めすぎるな

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いまいち会いたくもないなぁと戸惑っていた電話営業の方が、わりとゴリ押しで来る流れを止められなくて、どうしようかと困っていたけれど

「断ってもらって構わないので資料だけでも見て下さい」を曖昧に返事をしてしまい

まあ時間あるしいいか。でも微妙やなぁとザワザワしていたら

当日こちらに向かっている途中の高速道路で事故に遭って来れなくなったと

その会社の別の方から連絡がありました。

 

マジですか。

無事だとは聞きましたがもう本当にお気の毒なことです。

私が招いたわけではないのですが、なんだか非常に非常に申し訳なく思っております。

 

個人的になんの怨恨もないのです。

でも電話営業がそろそろ面倒くさくなっていて、できれば受けたくありません。

藁にもすがるほど人の手を借りたいということもなく

搾取されるほどの余剰金があるわけでもありませんので。

業務用番号にかかってくる電話は宿泊&体験のゲストからだけでいいのです。

ぶっちゃけた話、他人のふんどしで相撲を取ることを仕事にしているような会社とはあまり関わりたくもないのです。

 

でも無下に断るのもなぁ。運転中とか調理中ばかりで結構失礼な電話の切り方してしまったけど食い下がってきたなぁ。現場を見てもらってから断る方がいいのかなぁ。

と、迷いが出ていた最中の出来事でした。

 

もしかしたら事故は演技で本当はピンピンしているのかもしれない。

こちらの罪悪感を煽って、次につなげようとしているのかもしれない。

でも本当にあっという間に事故ってしまったのかもしれない。

なんとも言えず負のパワーに巻き込まれております。

 

別段人に比べていい暮らしをしているというわけではありません。

むしろ劣ることの方が余程多い綱渡り暮らしでありますが

自分の運は強いとは本気で思っているので

「会わなくてよくなった」な出来事があると私が招いたのかもと思ってしまいます。

 

そんなに霊感があるわけではないです。

人に見えないものが見えて困ることもないです。

素直だけど鈍感なとこもあるから図太く生きています。

でも、勘はけっこうあるほうです。

 

というわけで、願い事には本当に気を付けようと改めて心することになりました。

今、私の暮らす飯高町再生可能エネルギーのためという自然破壊が大掛かりに計画されていて、どうなるかはわかりませんが、まあてんやわんやな事態です。

 

私はとにかく本音はどうであろうと「反対」とは言わないようにしています。

懸念とか心配とかは使いますし、「撤退の英断が望ましい」とは言うのですが

反対運動が勢いづくのは不本意で、視野が狭くなってしまうのは本当に嫌で

好奇心全開でとにかく幅広い視野からの言葉を拾いたいなと思っているので

立場表明は避けているつもりです。まあ駄々洩れなのでしょうが、自分のプライドとして、反対がゴールになってはもったいないと思っているのです。もっとその先を見据えて動いていきたいので。

 

でもどこかでくすぶっているどす黒い気持ちがあるのかもしれません。

大好きな豊かな渓谷を踏みにじられた感があったことは確かなので

無意識に矢を放ってしまっているのかもしれません。

ちょっと怖くなったので、よくよく気を付けることにしました。

 

事業者だって、国の大きな流れの末端に過ぎないのだから、攻撃する対象にはなりません。何が何でも退かせてやることを自分の願いにするのは、なんだか怖すぎます。

大切な環境を守る力が自分にないのかと絶望するのも辛いですが

力があり過ぎてもこれまた厄介。しつこいですが自分があり過ぎると言っているわけではありません。欲しいくらいですが、欲を出し過ぎるのは本当に危険です。

 

もっと未来を見るために、今にとらわれ過ぎないこと

目先のことをどうこう思って

チャンスかピンチか混乱する事態に陥ってしまわないこと

 

もうほんと難しい。

平静を保つことは難しい。

自分の本質は小学生男児と変わらないと知っているのに

頭でっかちになってしまいがちで、まあ要するに運動不足ですね。

 

昨日は久しぶりに無心に植木の剪定をしてちょっとすっきりしました。

気が向けばいつでも外仕事ができるのが、田舎暮らしのいいところです。

草に追われて厄介でもありますが、必要とされるのは本望ですね。

引きこもっていると鬱々してしまうことがわかっているので

腰を上げて外仕事ができることに感謝します。重い腰ですけど。

 

寒暖差の激しい季節になりました。

健康を誇る亀成園家族にも弱点はあって、春先秋先で雨が降ると途端にあちこちで咳き込みが聞こえて辛気臭くなります。

古民家も小百姓も湿気には弱いです。

そしていち早く衣替えなんていうオシャレなことはできないので、いつまでも薄着をして、年々冷えが溜まるという自然派らしくないことをしています。

 

欲張るな。おごるな。悲壮感を漂わすな。

自戒が多い回でした。身体温めて瞑想します。