勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

今年も年賀状ミッション無事クリア

もう廃れていくんだろうなという臭いプンプンの年賀状文化なのですが

私は未だ捨て切れず毎年ヒイヒイなりながら書く時間を好むタチです。普段自分を追い込む機会があまりないこともあり、郵便車が来てしまうー、間に合わないー、と必死になりながら、三行ほどの個別メッセージを捻り出すのがわりと好きです。締め切りに追われる作家さんの気分を味わう感じですね。えっ、誰も追ってこない? うん、まあ気分が大事なので。


それでも友人知人はずいぶん省いてきました。返ってこない人に出し続ける必要もないし、相手の文化が変わったのならそれに合わせるのは楽です。交換し続けなくても友情は続いていきますし、リアルで会う人なら空気を共にすればいい話なのです。


でも昨年からゲストハウスをしているので、その年に訪れてくれたお客様には改めて感謝を込めて出すことにしています。宿帳を見ながら、ああ、この人と話したの楽しかったなぁ、この子たち元気しているかなぁと振り返りながら一枚一枚書いていくのはなかなか幸せな時間の使い方です。ゲストが続いた時期はどの方だったかなぁと思い出すのに時間がかかりますが、体験内容とか振り返って確認したら、それぞれの雰囲気がちゃんと浮かび上がってきます。一回ひと組限定の零細宿だからというのは大きいですが、人を迎えて共に過ごす仕事はそれなりに向いているのだなと改めて思います。四季折々、随分と楽しい出会いに恵まれたものです。良いペースで接客ができたことに感謝しかありません。


お客様なので返事も期待しなくていいから楽です。また会えたらそれはめちゃくちゃ嬉しいけど、一期一会で構わないし元気にしてらしてくれたらそれでいいです。わざわざ訪ねてくれたお客様たちから、大きなものをもらっていたなぁと確認できるのが、年賀状をしたためるという作業の価値です。

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私は昔から手紙を書くのは好きだけど字のまずさには嫌んなっちゃうジレンマを抱えています。もうほんと活字に感謝。でも年賀状はかなり手書きしてしまうので、宛先不明で返ってくるのだけは勘弁してと思いながらいつも出しています。そしていつも数枚は戻ってくるのですが。

届かなかった想いはどこへいくのかな。届いたところで伝わる想いはわずかばかりとはいえね。


まあそんな考察ができるのも、終わったから!

そして終わっていないのは大掃除!

もう逃げられないところまで追い込まれました。今年は娘たちが随分頑張ってくれたので、母さんも追随しなくちゃいけません。いつになったらスッキリ暮らせるのやら。己の中の要不要と向き合ってきます。