三重県で観光ガイドとして名を馳せたいなと図々しいことを願っている私ですが、まだチャンスの兆しは見えません。そのうちやってくるのか、儚い泡と消えるのか、まあ夢の中での優先順位はあまり高くないので、悠々とチャンスを待っています。とにかく三重県への愛を高めています。燃える愛というよりじっくり育む愛として。
そんな私がアンテナを貼るのにぴったりなフォトサイトがいつの間にかできてました。
三重県の観光地や風景の写真を集めて、無料ダウンロードできるようにしたギャラリーサイト。ここからスマホの壁紙をとる需要が本当にあるのかはわかりませんが、画像に惹かれていってみたいなと思わせるには、使い道があるのかもしれません。ここ何？と思ってもらってググって次の旅につなげる、こともあるのだろうか。どちらかと言えば旅行者を惹きつけたい事業者向きですかね。でも商業目的はダメならいかにすべき。まあすぐにわかるものでもないのでしょうか。ふわっとしてますが、こんなのあります。
例えば私のように、日々三重県で美しい眺めや面白い体験に囲まれていても、写真を撮ることはイマイチな者には役立ちます。こんなにきれいに撮れるのか、これは人が集まるスポットになるなという参考にしてます。インスタで見た写真だなぁとか思いつつ、まとめて探すのには便利かも。そのうち伊勢神宮の壁紙がほしいと切に願う時がくるかもしれませんしね。
他府県の人からすると
三重県ってどこ？何地方？エビ？牛？
なのですが（エビと牛どっちも思い出してもらえることもなかなかないかもです）
なにせ県内で出かけるところが盛り沢山で空いているのですから。
「いいよねぇ」と満足していて
「いいだろー」と押しの強い発信にはなかなかならないので
伊勢神宮とナガシマスパーランド以外の観光地はいつも出遅れており
集客し損ねており、三重に染まった私もまた押しが弱くなる一方なのですが
いいところ、めちゃくちゃありまーす！
そして人がよくて、食に恵まれているのが、三重県♪
水が美しくて山が楽しくて、海もダイナミックだったり穏やかだったり。
寺社仏閣も探求して余りあるほど、深く面白い三重県です。
三重県民である間、ずっと自分が追及していくだけで相当人生面白いなぁと思いますが、散策ガイドをしたいなという想いを描いた以上、やっぱりガイドできるように成長していきたいです。三重県を訪れた人々が、きれいではあるけどよくわからなかった、楽しみ切れなかったということがないように、伝えられるものが沢山あるなぁと先に感じています。
伊勢神宮はもちろん三重県民の心の拠り所でもありますが、伊勢志摩とてまだまだ集客し足りてないのです。季節によって急に混むところもありますが、おかげ横丁以外は結構空いているというのが実感です。
旅先と旅人が親しくなるには、私が思うに、交流が必要です。純粋に山が好きな方や風景だけで満足できる方は、ただ訪れるだけで十分にリラックスができたり、エナジーチャージができたりするものですが、そんな人ばかりではありません。旅先で記憶に残っているものは、風景だけではないでしょう。街の空気感も大切なのですが、それでも旅の記憶は人によって様々です。その時の自分の感情や、共にいた人たちの笑顔や、旅先で出会った人の雰囲気や味わったものによって身体のスイッチが入ったことだったりします。
私も昔はかなりの時間をかけて旅人をしていて、旅によって自分の人生を彩ってきました。この場所に行きたいというのがまずあって、周りでもよさそうなところがあると当てをつけて、場所ありきでの旅を沢山しました。それで何が私の記憶に残っているかというと、行きたかった場所の風景ではないんですね。当てをつけていたところでまさしく楽しい思いをしたということもあまりありません。むしろどんな人に会ったかとか、思いがけない安らぎをなぜだか見つけた、というほうが余程心に残っています。
あまり大きく期待しないで、ほんわかとしていた時、なんだかよかったなぁという感覚。私にとって旅とはそんなものです。あ、すごいガイドなんて要らないかもと急に気付いてシュンとしてしまいますが、ほんの少しの刺激を大事にできたらいいかなとはまだしつこく思っていますよ。
改めて三重フォトギャラリーを見ていて気付きましたが
私がいるところはまだちっとも目を付けられていません！
櫛田川とか香肌峡とかの単語はたくさん出てきますが、どれも私の思うところとは違う場所で、松阪市のフォトスポットはまだここではない。
そのことが、可能性を感じていいなと不敵に微笑みました。
さて、最近人気のスポットは河津桜が咲く場所なのですね。
20年近く前に伊豆で出会って以来、濃い桜はそんなに縁がありませんでしたが、松阪でも有名な並木があるそうですよ。どこなんだろ。
ああ、自分はなんてまだまだなんだろうと思い知らされながら、三重県のきれいな写真を並べることができて、それなりに満足のぼやきでした。観光ガイドになるには、知らねばならないことや足を運ぶべき場所が無限のようにありますね。動いて動いて磨いて磨いていかなくちゃ。
