勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

ホームベーカリーが壊れました

2017年からフル活用してきたパナソニックのホームベーカリーがお陀仏になりました。ぐるぐる羽を回す部分が折れたので、流石にもうお別れですね。混ざらないパンもどきになってしまう日々は、ちょっとなぁ。粉粉した物体の上にイーストがざざっとかかっていたのを落としていただきましたが、できれば避けたい事態です。というわけで新しい出会いが要るのですが、この期にホームベーカリーのありがたさを振り返ります。

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とにかく毎日のことなのです。優雅に珈琲だけで済ますことを家族に強要する訳にはいきません。子供は朝ご飯食べないといけないって言われますしね。炊いたご飯のこともありますが、お茶碗片付けの手間がかかります。在宅にいることが多くても趣味や研究でないいつもの家事は減らしたい私としては、お皿1枚カップ1つずつで済むパン食のほうがありがたいのです。そしてなるべく買い物に行きたくない、買い置きもしたくないという気持ちを優先すると、ホームベーカリーの存在がありがたいのなんの。シンプルな材料だけそろえておけば、何日もそれで朝が回せるのです。

 

3万円以上のものを気軽に購入できる身分ではまだありませんが、以前安いものを買ったら、数か月で釜のテフロンが剥げてパンを取り出すのにものすごくストレスだったので、耐久年数の高いものに満足するようにしています。

愛用のマシンはこちら。家族の多いうちは必ず2斤タイプです。

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家電は近頃スタイリッシュなのか黒色が多くなっていますが、私は明るい方が好きなので白物がいいですね。白い壁が多くて常に蛍光灯に照らされている家なら暗い色が合うのかもしれませんが、暖色灯の古民家ではスタイリッシュ家電は暗すぎます。派手好きだから赤色ふたの下記のほうがもっといいのですが、1斤タイプしかないので、老後の楽しみですね。1斤で朝も昼も楽しめたら楽だなぁ。

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ホームベーカリーは基本的に食パンを作ります。具材を入れてみたり、焼き加減をふっくらにするとかカッチリにするとかの設定はできますが、だんだんこだわらなくなってきます。うちは夜に余ったご飯(※最近はなんとかして余らせたご飯)も一緒に混ぜるのを基本にしているので、ちょっと重めのパンになります。ちっともねばねばはしてなくて、美味しそうに形容するならもっちりですね。基本的に焼き立てを朝食べ切りますが、少し残しておいておやつに食べてもそのまま美味しくいただけます。

 

材料は強力粉、ご飯、塩、砂糖、油に牛乳などの液体と卵(なくてもいいけどあったらよりふっくらリッチ)、そしてイーストです。ご飯がない、強力粉が足りないときは薄力粉を混ぜてフランスパンモードで焼くこともあります。作り方にはバターやスキムミルクと記載してありますが、米油とかオリーブオイルで十分ですし、いつもあるものでできるようにしていくことが飽きずにつき合うのには欠かせませんね。

 

時々きな粉を入れたり、よもぎペーストを入れたりします。レーズン投入やサツマイモの角切りを投入したりもできます。お茶っ葉やハーブもインできます。更にカレーやシチューが余ったら液体に追加したり、天ぷらで残った油を入れたり、味噌汁を入れたこともあります。自由。やりたい放題。そんな私の気まぐれも、文句を言わずに受け止めてそれなりにパンの形にしてくれるのが、ホームベーカリーのすごいところ♪

 

パン屋さんを開くほどパン作りが好きで得意な友達がいたり、売ってなくても趣味でパン作りができる友達もいると、まったくパン作りにむいていない自分がみそっかすに思えることもあります。温度管理もよくわからないし、混ぜ方もよくわかりません。単に興味関心と気合の違いなのですが、せっかく取り掛かってもべちゃべちゃでごつごつで、苦労のわりに全く映えない。もうほんと嫌んなっちまいます。そんな私の苦しみを全部受け止めてくれるのが優秀なホームベーカリー♪

 

パン屋さんのパンが食べたくなる時もありますが、一つ一つビニール袋に入れてくれるのがどうも苦手なのです。衛生的に仕方ないのだけど、出先で購入できてありがたいこともあるし、作ったものを売れる腕のある人に還元しなきゃとも思うのですが、もう少しゴミがでない方法が浸透するようにならないと、買って帰るのは胸が痛みます。

 

もしオシャレパンが食べたければ、パン生地を作ることもできます。そのうち子供がやってくれるかな。ピザはお父さんと次女で作ることがありますね。そんなときも助っ人はホームベーカリー♪ 少量のお餅をこねてくれるのもホームベーカリー♪ 洗うのが面倒なので頻度は落ちますが、ひっつかずにこねるという作業をいつもいつも頑張ってくれるので、本当にありがたい存在です。

 

パン作りができなくても、食べることを楽しむことはできます。負け惜しみでなく、ピンときた楽しみ方をすれば極上です。さて、次のホームベーカリーが届くまでの間、なんとかしのがなきゃいけないのですが、如何にすべきか。たまには前向きに苦労もするものですね。