勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

親子山村留学は通じる言葉なのか

2019年度から細々とではありますが

山奥の最高に素敵な小学校存続のため

移住促進も兼ねて小学校を親子山村留学という形でPRして、問い合わせを促したり学校見学の機会を設けたり、住居案内や住居発掘といったことを

地道に粘り強く続けています。

 

粘った甲斐あって、昨年度2組の親子が山村留学生(1家族は移住)として香肌小学校の仲間になってくれることになりました。

0が1となり2になった結果は本当に夢のようです。

 

だがしかし、小学校の存続のためにはここからもっと盛り上げていかなくちゃなりません。

毎年2家族くらいをコンスタントに呼び込むことができれば、小学校、そして地域の存続は現実味を帯びます。ちっとも不可能じゃありません。

 

その時に発信するための言葉として

「親子山村留学」や「山村留学」は果たして適当なのかという思いが湧きました。

確かに「山村留学」をキーフレーズとして盛り上がってきた学校は多いです。その場合は決められた住宅があったり、寮母さんもいて、小学生だけ親元を離れての数年間(一年でも)の田舎体験は都会の親子からのニーズが高いです。

 

教室では学べない生きた教育とか、

稀薄になりまくりな人とのつながりを濃くすることは可能であることを子供の頃に実感してもらいたいとか、

子供としても、その後に受験の荒波に放り込まれることをわかった上で自由な一年がほしいとか

夏休みキャンプの解放感が忘れられずもっと自然に囲まれて過ごしたいとか

 山村の引力はどうしてなかなかのものです。


最近では高校生対象で地域未来留学といって、地元から遠く離れた地方の高校に通うことを選ぶケースも増えています。その場合はもちろん親は同行せず、高校生だけで新しい地方に飛び込み、その時にしか体験できない学びを深めます。

 

高校生でなく小学生であっても親は同行せずに子供だけで生きる力を高めてほしいというニーズは高いようですね。実際、昨年度に三重県内の街中で暮らしてきた6年生の子が7月から卒業までを飯高町で過ごしたという事例もあります。香肌小学校ではなく隣の学校ですが、本人にも家族にも地域にもとても良い体験でした。幼少期からキャンプで訪れていて、預かってくれるおうちもあったことから実現した事例で、受け入れ先がなければ続くのは難しいのかもしれませんが、「小学生一人移住」との新聞見出しもありました。だんだん移住という言葉は一般的になってきましたが、山村留学は果たして。それも親子となれば。

 

かなりいろいろな方の伝記や自伝などからも子供時代を自然に囲まれて過ごすことは、その後の活動に大きな良い影響があることは間違いなさそうだと気付く人は多いのです。

けれどそれが子供には必要であっても

親も一緒にとなると望む人はぐんと減ります。

子供に自然体験をさせたい多くの親の希望は、自分は暮らしを変えずに子供が勝手にたくましく育ってくれること、更にそれがその後の人生にも活きること、なのです。

 

だから香肌小学校が「山村留学」で網を張っていても、ここは子供だけじゃないのね、とスルーされてしまうのが普通の流れです。そして「親子山村留学」という言葉の認知度はまだまだ限りなく低いです。

 

だったら、どう伝えればマッチするのか。


子供と共に親も生き直したい。

子供時代の憧れを子供と一緒に体験したい。

一年くらいなら人生寄り道してちっとも構わない。

とにかく面白いことに飛び込んでみたい。

 

そう思う親(特に母親)はどのくらい点在しているのでしょうか。そしてその人たちはどのような言葉を求めているのでしょうか。PRする立場としてここが本当に知りたいことです。

 

子供が就学前と就学後ではまた使う言葉が変わりそうですね。

兄弟の多い家族と子供一人の場合でも。

故郷と呼べるおばあちゃんちがある人とない人でも。

 

コンセプトとしては「親子山村留学」でいいのですが、もっと呼び水となる言葉が欲しいなと思っています。

「田舎で子育て」は漠然とし過ぎだし

「親子で生きる力を底上げ!」にピンときてくれる人がいればよいけど

それより「野生児募集!お母さんも一緒♪」のほうがいいかな。暴れ過ぎですかね。

 

「地域丸ごと動く図鑑」

「猿よりたくましく育つ家族に」

「最高の学童期を見逃すな!」

 

もう見事に空回りです。

神様どうか私に言葉を与えて下さい。

誰を通じてでもいいです。

今はそんな状況にあります。

 

今の時代、働く場所に縛られなければ、どこで生きていくことも選べます。便利な都会に居続けたい人はどんどん減っていく時代に変わっていくでしょう。地方が受入歓迎から受入過多になる前に(まあだいぶかかるでしょうが)、動く人は早く動いた方がいいです。子供が小さいうちだけでもという思いから、家族皆ここでいいやんとなる流れがたくさんの人に実現すればいいです。こんなところで過ごしたいなぁの想いは、実現できるんですよ。一朝一夕では難しくても、だんだん生きる力は身につきますよ。

 

求める人に突き刺さる言葉にさえたどり着ければ

こちらができることは大体決まってきて、丁寧に出会いを大切にしていけば、なんだかできそうな気もしているのです。親子山村留学の促進が!

だからもうとにかく、「はじめに言葉ありき」を体感したい。

宇宙に散らばる確かな言葉をつかまえたい。

なんだか壮大な妄想に入りそうです。良い夢を見て、実現していく喜びを感じたいです。これもまた、もがいた末の役得ですね。