勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

音楽の宴に行ってきたぜ

お祭りがなければ自分でやればいいんじゃない♪というナイスガイのおかげで、極近場の草むらライブが開催されたので、家族で突撃してきました。

当初の予定では波瀬のお盆祭りとしてステージに立つはずだった地域の宝物音楽家たちと、会場である「The Big 愛Land」の主とその旧友、それと近隣地域の期待の音楽家という豪華な顔ぶれながら、大きな宣伝もなく知り合いばかりがわずかに集まるという濃密な宴になりました。

 

夕方に鶏仕事や犬の世話などを済ませ、ご飯も食べてから訪れたのですが、ちょうど雨が上がってステージが始まったばかりという強運で、全ての演奏を堪能することができました。

 

一人でステージに立てる人たちってすごいです。

そしてまたそれぞれの持ち曲があり、場の乗せ方があり、余裕で何曲もこなしてくれます。うーん、豊かな時間。

 

出演者たちはYouTubeチャンネルを持っている人もいるので、それぞれの雰囲気を貼り付けておきますね。生で聴いた後、思い出して味わえるってありがたいです。


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一番有名なのがこの曲ですが、オープニングで使われる気持ちのいいこんな曲も


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飯高町波瀬に縁があってからも続々と曲作りを続け、人集めを続ける大島圭太さんは、うちの子供たちにも大人気です。というか、末娘にとって唄といえば「けいちゃん♪」

 

そのけいちゃんの旧友でいらっしゃり、ギターとハーモニカとタップ(足のかたかた)で魅せてくれた方はこちら


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表現力の鬼ですね。

スペインが大好きという佐中さんは、コロナで帰国をしなくちゃいけなかった人のおひとりで、そんな状態になると音楽家は唄を作るのだそうです。歌いたいことがあって唄を作って人に届ける。シンプルでいてなかなかできることじゃないからやっぱり、かっこいいですね。

 

次の奏者はハンマーダルシマーという素敵な楽器を奏でてくれました。

ハンマーダルシマーとは!

めちゃくちゃ気になっていたのです。楽器自体も、その奏者さんも。三重の結構近くにいらっしゃることも聞き伝わっていたのですが、まだ会う機会がなく、ほんとうに嬉しかったです。


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澄んだ音色の打楽器で、昔ながらの民族音楽のどれもが合いそうな、奥の深いキュンとくる楽器と演奏でした。打楽器好きとしてはこのチャンスは見逃せまいと、少し叩かせてもらうこともできましたよ。チャンスはつかむもの!思ったよりもめちゃくちゃたくさんの音があって、これはすごい楽器だなとうっとりしました。

手首をつかわずにハンマー(ばち)を落とすのがポイントらしいです。

 

その次がケイコウさんのブルースステージでした。

ケイコウさんは荒滝不動尊のお坊様で、護摩をたいたり易をみることもされます。石ころアートをしたりブルースギターを奏でて曲も作ったりと、なんだか大きなお人です。

ブルースって実はよくわからないけど、ケイコウさんはブルースです。

hasunoha.jp

 

そして次に飯高の星、くるみさんでした。

澄んだ澄んだ澄んだ音。近隣の宮前小学校では木の歌というオリジナルの曲もあり、子供たちも大好きなのですが、上流地域ではなかなか出会えず、私もお話できたのは初めてでした。

長女がドはまりしそうな音楽を目の前で繰り広げてくれて、至福でしたね。


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Spotifyではもっといろいろな曲を聴かせてくれます。

 

最後にラモシオン親子の登場でした。

以前友達のイベントでも聞いたことがあり、とても刺さる歌なのです。

kamenarien.hatenadiary.com

生き物が大好きなご長男、ラモ君の一番好きな虫がかまきりなのだとか。

へへ、私の一番好きな虫もカマキリなんです。ちょっとした嬉しさゲットですね。

ラモ君は虫も好きで爬虫類も好きで、蛇を触ってt愛でられる強い人です。


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「宝くじ号」という有名なこの曲は、悔しさとか哀しみとか、そういう感情から生まれてきた曲なのですが、背景を知っていても知らなくても、とてもいい歌だなと何度も聞きたくなります。


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7人6様のステージが終わって、全員集合でセッションもしてもらって、夜が更けました。

それから焚火の火で熱々になりながら、みんなで線香花火をしました。

 

野外なのでお天気の制約はありましたが、始まってみれば自由そのものの場所で、子供たちがどれだけ跳ねても跳ねても構わないところが最高でしたよ。

 

ささやかな差し入れに、次女がホームベーカリーで焼いたレーズンパンを持っていきました。パンの歌を持ち歌とするくるみさんや、パン焼きプロの奥様がおられるケイコウさんに差し出すにはあまりにささやかでしたが、幸いにも喜んでもらえたようです。

 

あんまり幸せだったので、もっと積極的に声を掛ければよかったなと、少し反省しております。「Big愛Land」では明日から中高生キャンプも開催です。ほんとの学校というホットなテーマで、亀成園も鶏抱えて出張体験させていただきますよ。

 

大満足の宴をありがとうございます。田舎暮らしは人のつながりでいくらでも楽しく豊かになっていきますね。ほくそ笑むと人生は日に日に楽しくなると聞いたばかりなので、何度も思い出しほくそ笑みをしています。