史上最大級に書きたいことがたまっていてうずうずしております。
でもどっぷり取り組む時間がどうも難しく、とりあえず一番軽いことから。
ジャブ打ってから勢いつけるというやつですね。
我が家にはもう8歳になる北海道犬がおります。日本犬好きとしてめちゃくちゃ満足なビジュアルで、まあはっきり言うと爆イケわんこなのです。耳のとがり方もしっぽの巻きっぷりも、足の長さやたくましさ、茶色の毛並みや色合いも申し分なく、そしてやはりキリっとしているけれどクリっとした目の可愛さといったら。
多少ややこしくてもビジュアルがいいので構わないのが本音です。
しかし、彼は愛玩犬ではなく番犬なのです。
亀成園の敷地にある鶏や作物を野生動物から守る役目を与えられての飼育です。養犬費は家計ではなく経費から落ちているのです。首輪とかジャーキーとかね。
なるほど、鶏小屋に近づくイタチやハクビシンなどは夜中でも気付いて吠えてくれます。敷地をうろついていたタヌキやアナグマに噛みついたことも両手で数えきれないほどあります。しかしそれは一年以上前の話です。
近年の仕事ぶりは怠け者はなはだしく、流石に甘い私でも猿にやられっぱなしは嫌なのです。うちのイケワンこも数年前はもう少しギラギラしており(表現が古くてすみません)、猿を寄せ付けない頃もありました。近隣の柿も猿にやられずにうちにもおすそわけがきたこともあります。果実を守るのに番犬はとても大事!
それが今ではなんだか縁側のおじいさんのように丸い性格になっており、はっきり言って、役立たずー!
今更ながらモンキードッグになってくれないものか。
訓練所に通っての真面目なモンキードッグにはなれなくても、猿を見つけたら吠えるくらいのことはできるはずと信じて散歩していたら、ちょうど道端で猿を発見しました。
チャンスだ、いくぞーっと走っていき、まずは私が
「バウワウワウ!!!」
猿は2匹、木に登りながらもこっちを見ていたので、再び
「ガウワウワォー!!!」
さぁ、触発されたわんこが
「ワンワン!」
久しぶりに吠えました。とても可愛い吠えっぷりでした。
そうこうしている間に他の人が来てしまいました。山に向かって吠えるおかしなおばちゃんが居るとされて、地域の評判を落としてしまってもいけないので、その日は終了。
人が居ないときにまた遭遇して、追い払い癖をつけるべく共に頑張っていきます。
え、そんなら私が吠えた方がいいのか。
いえいえ、犬に察知して近付く前に追い払ってもらった方がいいに決まってます。
がんばろうね、愛犬。