勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

農閑期に心の準備を

今週のお題「あったかくなったら」

このお題も飛びついてからの寝かしつけが長かったので既に流行遅れの兆しですが、寒波だからこそ先の見通しをしてみるってのもなかなか良いのではということで。

 

昨年度より亀成園の暮らしに集中できる時間が多いであろう今年は

なんといっても農スキルアップを目指したいです。

具体的には、田んぼの収量を上げることと狩猟も増やす。でもこれらは主に園主の役目になってしまうので、私の立場としては、田畑にいる時間を長く取ることに尽きます。インドアに逃げず野と共にいること。

農はなんか任せてばかりなこともあってまだまだ知らないことのほうが多くて、田舎暮らしの楽しみを逃している気がしていました。お父ちゃんの邪魔はせず尊重し合っていられるのなら、もっと自分と田畑は近くてもいい。

それと自分のネギ畑を持ちたいですね。

ドリームキャッチャーに透かして見るのは?

田畑で過ごすのは土や生き物に触れるとても大切で豊かな時間なのですが、気懸りがあるとなかなかその豊かな時間を味わうことができません。作業をこなすよりももう少していねいに作物の状態を眺めたり、わくわくして計画を進める事ができたりすると、田畑も喜ぶし、猿やヒヨドリたちも来ないし一石二鳥なのですけどね。

 

気懸りが多かった2022年度を反省し、春からはもっと伸び伸び田畑に親しむことを今のうちから決めておきたいです。学校のことや地域のこと、人付き合いもいろいろとありますが、私にとって大事なのはやはりなんといっても里山暮らしをとことん楽しむことであり、子どもの育ちを見逃さないことであり、亀成園を確固たるものにしていくことです。ふらふらしがちな今の自分よりもう少し、亀成園ファーストでいられるように、整えていかなくちゃいけませんね。

 

昨年度相当頑張った甲斐あって、森林インストラクターを名乗ることもできるようになったし、樹木ともより親しくなっていくべく、山歩きや里山散策は続けていきます。そして学んだことや模索して身に付けた楽しみ方を、仲間やお客様を始め、他に必要とする人々と共有していくこともこれからの望みです。環境教育の機会がきっとあるでしょう。そしてそれは真っ直ぐ未来につながっていきます。

 

自分をとことん満たして、その溢れる何かが周りやもっと多くの人を満たす一助になっていく。順番がひっくり返らないように自戒が欠かせません。田畑で過ごし、散策を味わってからでないと、溢れる豊かさは出てきません。過信せず、かつ見くびらないこと。そんなの当たり前って人も多く居られるのでしょうが、私はまだまだわかっていないこと、受け取っていないものばかりですので、これから楽しみに積み重ねていきますよ。

 

それにしても、10年に1度の寒波でどこもかしこも白い風景です。暖かくなったらこれが、豊かな雪解け水になるのでしょう。もう準備は始まっていますね。

雪でビニルハウスが壊れたり育苗に影響があったりと、苦労されている農家さんも多いとは思いますが、寒さを味方につけて、たくましい農産物になってくれるといいです。

 

現在、亀成園の畑にもまだ白菜やかぶなど冬野菜があり、成長中の玉ねぎやキャベツがあり、まかれるのを待つ種たちもあります。農と近くあることは、カレンダーが何重にも重なっていることでもあり、だからややこしくてなかなか踏み込めないのですが、何事も訓練・鍛錬・基礎錬です。土に触れて風を感じて、好きなことばかりを味わい尽くして春を迎えますよ。