勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

今年最後の香肌小学校親子山村留学生募集の説明会

松阪市飯高町に8年前に移住してから、子どもたちも私もお世話になり続けている香肌小学校で、来月頭に親子山村留学について、年度3回目のオンライン説明会が行われます。

香肌小学校親子山村留学実行委員会という活動を続けて6年になります。毎年試行錯誤で悩んでもがいての中ですが、おかげさまで積み重ねてきた成果はしっかりあって、いろんな縁が実ってこの学校を選び、飯高地域で暮らしている新しい人たちの存在はそれだけで私には尊いものになっています。

当たり前に個性や主張の強い移住者を包み込んでくれる地元もまた、素晴らしいなぁと憧憬深めずにはいられません。もちろん柔軟な対応をして、子どもたちの日々を支えてくれる先生方のいる学校あってこその親子山村留学ですしね。

 

香肌小学校の親子山村留学は、時期も期間も決まっておらず、タイミングの合う時に移住しての転入という形になりますが、学校見学や物件探し、地域へのつなぎなどを親子山村留学実行委員会が親身にサポートするところに大きな特徴があります。

家族の形態や子どもたちの年齢や興味に応じて、どんな場所でどんな暮らしがいいのかも変わってくるので、それぞれに合った家を見つけられるようにアンテナを貼っています。とはいえ「おまかせ」というわけにはいかず、積極的に動いてもらう前提でのサポートにはなるのですけどね。

 

チベット仏教の至言にあるような「弟子に準備ができた時 師が現れる」と同じように

「住む人が現れるときにちょうどよい家が掘り出される」というナイスタイミングなことを何度も目の当たりにしています。

 

そんな活動ですが、11月頭に今年度ラストチャンスのオンライン説明会があり、11月終わりのオープンスクールにつながっていき、次年度に向けてまた仲間が増えると(ないし途切れなければ)いいなぁと想いをふくらませている頃です。

活発に広告を出していた昨年度はオンライン説明会に人が来ない心配はなく、もっと多くのどんな人にどんな言葉を効果的に届けたらいいのかということに苦心していました。今年度は諸事情あって地道な発信しかしておらずなので、まず人が集まるかどうかを心配すればよいのかもしれませんが、これまで2回開催されたオンライン説明会、そして3回開催となったオープンスクールはどれも数組のご参加があり、活動が継続していくのにちょうどよい進行になっています。

地元で顔の効く人たちに委員会メンバーになってもらったこともあり、地に足の着いた活動の土台を築く今年度の在り方にちょうどいい集客実績になっています。急に人が増えると地元は混乱してしまうので、ぼちぼちの広がりが望まれます。物事には勢いがあるしなんでも予想通りにはいかなくてバランスは難しいですけどね。

 

とはいえ、11月のオンライン説明会は今年度は最後になります。もし夏明けて今の時期に小学校を変わることを考えている人がいて、見学に行ったり住まいを探したりして次年度から心機一転するにはこのタイミングを逃すわけにはいきません。もし急ぎではなくという場合も、冬以降は対応ができるかどうかも確約できないので、ピンとくるものがあったなら、参加してみるのがいいんではないかなと、願いを多めに放っておきたいものです。

 ※小規模特認校制度を利用される場合やUターンや職場の事情などでこちらに引っ越しありきでの転入は学校に直接相談できますし、親子山村留学実行委員会なしで問題ありませんので、ご安心ください。

 

今までオンライン説明会で顔合わせをしたり、学校見学に来られた人の中にも、親子山村留学が実現しなかった場合ももちろんあります。それぞれの家族には事情があり、タイミングもあり、全ての親子に香肌小学校が最高ということもありません。少人数ゆえの課題や過疎地域の不便さはまるごと引き受けた上で、新しい暮らしに挑戦していくことを決めなくてはいけないので、そう簡単な話ではありません。

それでも説明会を経て実際に足を運んでみて、数日体験入学もして、子どもがここに通いたいと決めたり、保護者がここで伸び伸び暮らすと覚悟を決めたり、何か大きな心の変化があって、編入まで進んでいきます。

 

今まで移住して来られた方それぞれにドラマがあり、いつもは保護者同士として付き合っている人たちのドラマを改めて聞けるという点でも、オンライン説明会は大切なひと時です。ふとしたことなんですよね、人生のコマが飛び出すのって。

 

子どもたちが機嫌良く通って数え切れない学びがある素敵な学校が存続することをひたすら念じて親子山村留学募集の活動を続けています。

広い地域のあちこちに失われていた子どもの声がまた響くことを描いて、手間ひまかけての呼び込み活動です。

地域で暮らす人が先細っていくばかりでは、楽しく里山暮らしを続けることが難しくなるので、若い世代の呼び込みのためにできるだけのことをしたいのです。

学校のため、地域のため、そしてここに来る人たちのためと掲げながら、結局は自分のためにね。

 

いろんなことがありながらも続けてきたおかげで、大切な子どもたちが増えています。個性を持て余してエネルギーを爆発させるような子も、のびのびとした環境にあると楽しそうに幸せそうに私には見えます。何度も会っているとそれぞれのペースでの成長もくっきりで、なんだか誇らしくもなります。

 

問答無用で学校に行くことが当たり前ではなくなっている時代です。既存の学校という社会に組み込まれることに耐えられない子がこれから果たす役割が多くあるのかもしれないと予感もしますが、場所を変えてみることで子供時代の安心や楽しみが増すのなら、挑戦する価値はあり過ぎだと信じています。

それなりに悩みがあるのかもしれませんが、なんだかありのままに生きていることが多いように見える香肌小学校の子どもたちです。大体外遊びが好きで、周りの大人たちに失礼な態度をとりながらだんだん礼儀正しさを身に付けていく子どもたちです。

バラバラに遊んだり、ひっついて遊んだり、同じ意見を出したり、驚きの声をあげたり

まぁ、どこにでもいる小学生の姿なのですが、安心して過ごしているように見えるから、ここは良いなぁといろんな人に見て欲しくなります。

 

さぁ、長々となりましたが、オンライン説明会の集客が始まっています。

何年続けてもまだ楽しみでいられるのだから、我ながら適性があるのかもしれませんね。安心してもらえるよう、次に進むきっかけとなるよう、自分の調子を整えて準備をしておきたいです。