勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

遺跡の穴や出土品

遺跡発掘バイトを続けております。

夏の昼間に、日当たりの良い斜面を行ったり来たりしながらのバイトゆえ

じわじわと体力が削られてしまっておりますが、なかなか貴重な経験です。

外仕事って慣れている人は続くようですが、私のような日陰者が簡単に慣れるはずもなく、向き不向きでいくとかなり無理があるこの頃ですが、こんな時期もあるのでしょう。

 

さてそんな遺跡発掘バイト、先日「現地説明会」なるものが行われ、掘った穴や遺物について解説してもらう機会がありました。

現場ではまだ小さな土器が2片しか出土しておらず(後半に期待)、調査甲斐がないとベテラン作業員さんたちはこぼしておりますが、10年前程に近くで出土し、復元された土器なども展示してもらったので、素人発掘員としてはためになる説明会でした。

 

現場に来てもらって、大きな穴の様子を見せてもらえました。

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人が暮らしていた場所には人工的な(直線的な)跡があり、土器が埋まっている。

それを元に時代や暮らしを想像して特定していくのが考古学なのですね。

土に還るものは残らないけれど、熱く焼いた土器は残り、土を掘った跡も残るのだと。

とりわけ火事があったりすると、じゃんじゃん出土することもあるそうで、都市部での発掘では飽きるほど掘れることもあるのだとか。

掘っても掘っても土と石ばかりの現場しかわからない私にはなかなかピンときませんが、じゃんじゃん出土したら何を感じればいいのだろうと、ちょっとぼーっとしてしまいます。

 

発掘跡をよく見るとこんな感じです。奥の方はもしかしたら柱の跡かな。続けて掘ってみたら何かわかってくるかもと期待を膨らませました。

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今回の発掘前半で出たのは、箱に入った2点のみで、現地説明会の日程が早いですね。

でも何もないよりはよかったです。

近隣から30名ほど来てくれて、熱心に説明を聞いてくれた人も多かったと聞いています。

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近隣で10年ほど前に見つかっていて、復元作業もされた遺物がこんな感じです。

飯高町縄文時代の暮らし跡も残っていると以前から教わっていたのですが、こんな感じで出土品がわかることで地域の昔が見えてくるのですね。

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中国からもたらされた土器など、先生たちのテンションが上がります。

縄の跡が見られる土器はすり鉢なのですって。

胡麻和えとか山芋のすりおろしとかに使われていたのでしょうかね。

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それと写真撮り忘れてしまいましたが、漁業に使われていた加工した石とか、火打石なんてのもありました。説明を聞かないとよくわかりませんが、先生は丁寧に教えてくれました。

あ、一通りの見学者がはけた後にですね。

 

さて、この穴、私が掘った部分もあると思うと感無量になります。

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ほとんどは重機で、人の手はちょこちょこなんですけどね。

壁削りや床を均すのも作業員として協力して進めてきました。

 

そしてこの穴、現在は埋められて、山側のもう一つに取り掛かっています。

丁寧に綺麗にしてお披露目した後は、埋め戻す。

9月以降はここはトンネル工事が入るそうで、この姿が見れることはありません。

 

土器はもちろん、地層のことも鉱物のことも、ああ私はなんて何も知らないのだろうと呆れちまいながら、せっせと土を運び、作業をこなしてきました。

世の中、いろんな仕事をしている人がいて、いろんな力があります。

 

経験したことをある程度まとめる力は私の分野なので、ネタの一つになりました。

それと、穴の中にカエルが飛び込んできたら、積極的に逃すようにしています。

昔の人が暮らしたかもしれない跡で、今を生きる私とカエル