山村留学を体験する日
7月終わりと8月終わりの毎年2回、小学生向け川遊びの企画に携わっています。
親子山村留学募集活動を続ける香肌小学校のオープンスクールイベント夏バージョンとして、学校見学の後に川遊びをしているのです。
場所も分かりやすく、見通しがよく、深さも流れもちょうど遊びやすい川で、
夏休みの混雑時はとても賑わう場所です。
イベントは平日の午後なのでほとんど貸切で使え、この地域を紹介するのにもいいところです。
泳いだり生き物探しをしたり、スイカ割りも、焼きマシュマロもして、
香肌小学校への親子山村留学を考えている方と、在住親子有志が一緒に遊んだりいろいろな話をして、夏の一日を過ごします。
川のそばの暮らしなので、夏の川遊びは毎年人気があり、ここに参加したことがきっかけで実際に移住して暮らしを変えた人も数々います。

こんな川で遊びますよ。在校児童と見学児童で大体子供15人くらい、散らばってそれぞれ楽しみます。保護者は川に入る人と川原で交流する人と、バランスよく分かれて対応します。
親子山村留学の不安に寄り添う
私にとってはもう毎年のイベントですが、親子山村留学を検討する人にとっては初めてがいっぱいの、ターニングポイントになるかもしれない一日です。なのでこちらも毎回気を抜かず、お互い緊張するけれどもリラックスしてもらえるよう心がけて、あれこれサポートしています。
リピートさんがいることもありますが、大抵は初めて訪れる場所で知らない人に囲まれて、これからどうしようかと検討するイベントです。
親子でも他の家族でも、山村留学に対して前のめり濃度は異なるし、小さい子が拒否反応をすることもあります。変化に対する防衛本能ってありますね。
それでも、ひとたび川で遊び出すとめっちゃ楽しそうになって、「帰りたくなーい」ってなります。また来てねー、とみんなで心から伝えます。
その良い印象が晴れての親子山村留学までつながればいいし、たとえそこまでいかなくても、楽しく川で遊んだなという記憶をできるだけたくさんの親子に持って欲しいとも願っています。
来るもの拒まず去るもの追わず。中庸の精神を持ち続ける修行中ですね。
川遊びは安全に楽しく
目の前にスッと立ち上がる美しい山に見守られ、安全管理をしてもらっての川遊びです。
ライフジャケット着用を義務にして、小さな子用には貸し出しも行っています。危険は少ない場所ですが、私たちが暮らす近くで、学校の名前も挙げてのイベントなので、楽しさを危険と引き換えにしてはいけませんから。
川に慣れた在校児童の様子を見て、怖々だった初めての子も当たり前に水遊びを楽しんでくれます。
保護者から離れない子も保護者そっちのけの子も、子供が楽しそうで安心している親も自分が生き物探しに夢中な親も、みんなが満足してくれたらいいなと思いつつ、見守って自分も安全に楽しむのが私たちの役割です。
保護者が足りなくては絶対に目が行き届かないので、協力してくれる有志の方にはいつもめちゃくちゃ感謝しています。また次の仲間になるかもしれない親子を、事前に一緒に迎えられるのは嬉しいことでもありますね。
記憶に残る焼きマシュマロ
さて、このイベントでは川遊びの途中にスイカ割りをして、炭火での焼きマシュマロを味わうこともします。

散らばって遊ぶのに夢中な子供たちを一度陸に集めて目を届かせる役割もありますが、それ以上にやっぱり、いっぱい遊んだ時に食べる味覚の思い出が大切だからですね。
スイカが好きな子、苦手な子、マシュマロだって万人受けするわけでもないけれど、そこは個人で選べばいいのです。
水遊びをしながら、ちょっと火遊びも入れて、子供たちにたっぷりと五感の刺激があるといい。香肌小学校の夏のオープンスクールはアウトドア教育もしています。
そういえば私が初めて焼きマシュマロを体験したのは高校生の遠足でした。
生徒の希望でちょっと郊外の山頂遊園地でBBQということになり、それぞれ希望の具材を持ち寄ったところにマシュマロもあったのです。自由な校風でしたね。
とろける甘味そのものと同じくらい、友達と一緒にワイワイしながら食べたことが嬉しくて、甘いものをほとんど食べなくなった今でも、焼きマシュマロと聞けば心がホコホコするのです。どの友達だったかは実は全然覚えてないのに、楽しかったなぁ、美味しかったなぁ、夢中でマシュマロ焼いたなぁってことばかりを覚えています。
大事なのはきっとそういうことなのです。
というわけで、この夏も子供らに焼きマシュマロしてもらいましたよ。
お手のもので一つずつじっくり焼く子
待ちきれずにそのまま食べてしまう子
竹串にめいっぱい刺してうまく焼けない子
溶けたところにかぶりついて頬に白いヒゲがつく子
そんな小さな可愛らしさは、見守る大人にとっての大事なこと。
里山遊びは親子の時間
そんなわけで夏休みの川遊びは、家族でも何度もありましたし、イベントとしても行って、近くの川のおかげで今年も充実した夏が過ごせました。
来訪者の中には川遊びが禁止されている地域からの方もいました。じゃあどうやって夏を楽しむのと驚きでした。遊びの禁止により失うものは限りなく、得るものはなんだろう。またそんなことも考えてしまいますね。
さて、季節も移り変わります。
夏は川なら他の季節は?
散策や味覚狩り、田畑の体験や山の雪など
川遊びほどわかりやすくはありませんが、親子で楽しめることがいっぱいあります。
つくし摘みとかトンボを捕まえるとか、火おこしとか氷で遊ぶとかね。
親子山村留学生を随時募集している、移住者におすすめ地域の学校をあらためて紹介しておきます。
ご縁がある人に届くといい。いつも思いは同じです。

