勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

トリリンガルな宿としての心得

世界からの旅人を迎える宿

ゲストハウス亀成園は、世界中の旅人がリラックスして過ごしてくれることを願う場所です。

紀伊半島の陸地にポツンとある、小さな古民家一棟貸しのゲストハウスは

開業から5年の間、たくさんの国からここにピンと来た人に見つけてもらい、宿の営業を続けることができています。

Googleマップに載っており、ホテルの予約サイトであるブッキングドットコムやAir B &B にも掲載していることもあり、世界に開かれた情報ではあります。とはいえ人気の観光地でもないここまで足を運ぶ旅人は、全体の極一部であるのにも関わらず、亀成園としてはなかなかの割足で年々増加しています。数ある旅先の中からありがたくもゲストハウス亀成園を見つけてくれて、それぞれが心地良さそうに寛いでくれています。

国によって傾向はあるかな

インバウンドの傾向としては、自然の中で過ごすことの好きな欧米の方が多い傾向にありますが、アジアの方も少しずつ増加しており、新鮮で旨みのある卵や野菜を喜んでくれています。

静かな古民家で、鶏の声を聞きながら、焚き火や満点の星空を楽しんだりしながら、自由に過ごす。オーナーである私たちは交流したければ話をするし、必要がなければ干渉はしません。

そんな場所でちょっとしたリトリートの旅を選ぶ人を迎えられることは、この場所の環境を未来につなげていきたい私には、とても嬉しいことなのです。

 

情報発信、パワーアップ

そんな思いを込めて、他言語によるショート動画作りにチャレンジしているこの頃です。

日本語、英語、中国語

織り交ぜたり、英語だけ、中国語だけに絞って、Instagramのリール動画を増やしております。

台本書いて、言い回しを何度も直して、長さ測って、何度も撮り直して

予想以上にやることが多いし何が正解かもわかりませんが、伝えたいことはどんどん出てくるし、高評価も頂いているので、しばらく力を入れていきます。

普段使うのはもっぱら母国語の日本語ばかりですが、インバウンドのゲストを迎える時はどうしても英語は必要になってくるし、中華系の人だと中国語があれば話が早いです。

私の言語力は実は(見た目に反して)イマイチでお恥ずかしいけれど、園主はかなり正確に話せるので(うらやましー!)、それは売りにしなくちゃね、と私の広報力が疼きました。

Instagramのサムネイルです

トリリンガル、できてる?

私としては日本語だけの方がよほど話しやすくて俄然、楽です。

日本各地からの子連れ、犬連れのお客様を迎えて、宿と地域のリピーターになってもらえれば、いろいろと嬉しい効果があります。

でもそれと同時に、インバウンドのゲストを迎えるのは楽しいのです。

どんな経緯でここまで来てくれたのか。どんな文化があり、個々の考えがあって、何に喜び、関心があるのか。

世界からのゲストが世界を広げてくれます。

日本語が上手なゲストが来てくれると助かりますが、そうでなくてもいい。

文化の異なる人とたどたどしくとも話をするのは楽しいのです。

ならば、こちらが先に開示しておきたいなと決めました。

 

中国からの旅行者も歓迎ですよ

現在、中国から日本への旅行者は急減しているようです。うちではまだ中国との太いパイプができていなかったので、激減の実感は湧いておらず打撃も少ないのですが、世の中の傾向としては下がり気味のようです。

そんな時にあえて中国語で歓迎メッセージを伝えるのは何故なのか?

 

・情勢を気にしていない

・中国の人を好ましく思っている

・中国語の響きが好き

ちっとも深く考えられていない、こんないい加減な理由ですね。

 

中国で暮らした思い出がある

私たちが中国の天津で暮らしていたのは2007年冬から2013年春の4年半でした。

四川大地震があり、北京オリンピックがあり、毒餃子事件があり、粉ミルクも問題があったかな。どうにも濃い期間でした。

当時も一時帰国するたびに「中国にいて大丈夫なの?」と散々心配してもらいましたが

当人たちはケロリと平気に暮らしていたのです。

笑い話や苦労話は数あれど、差別や政治的なことで嫌な思いをしたということはほとんどありません。鈍くて忘れっぽいだけの可能性もあるんですけどね。

そして何より、中国は上の娘二人の生まれ故郷なのです。

そこで取り上げてもらったという計り知れない恩があるのです。

だから情勢がどうあろうと、中国からの旅人が歓迎なのは私の中では当然の想いですよ。

 

ゲストハウスに願うこと

トレッキングやガーデンが好きなヨーロッパの方

肉や刺激的な体験が好きなアメリカやオーストラリアの方(ざっくりとですが)

食べることと学ぶことが好きな中国系の方

それから日本のアニメや漫画が好きな世界中の若者までも

喜んで迎えることができ、ちょっとでも言葉の壁を超えて、リラックスしてほしいです。

 

畳とお布団で寝ることや、コンビニが遠くて夜が本当に暗いことには慣れなくても(外国と言わず日本の都会から来る人はみんなそう感じます)、

卵と鶏は世界中にいて、その存在がゲストと亀成園を近くしてくれます。

うちの朝食は素材渡しのスタイルなので、卵の食べ方はお任せしています。

卵かけご飯が好きな人や挑戦したい人はそれがいいし、目玉焼きにしても他素材と絡めてもらっても全然構わないのが、いい加減な亀成園の良いところです。

 

世界中からの旅人が安心してたどり着く場所。

程よく人気があって、わりと予約の取りやすい穴場の宿。

私の描くイメージはいい感じに進んでいきます。