勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

飯高で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

剣は勇者を見つけたか

冬ってやはり長いですね。服をあまり持たないように心掛けていると、あまりにもいつも同じ装いでほとほと飽きてしまいましたが、寒さはまだ続きます。


霜が降りるとか雪が降るとかはわりとすぐに起こりますが、じっくり冷えて冷えてゆくからこそできるものもあります。川の浅い場所が凍ったり、ちょっと標高の高い場所の滝が凍ったり、清流地域の冬は面白いこといっぱいです。


私も散歩をしていてとっておきの美しいものを見つけましたよ。


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山から滴る水が、冷えて固まって氷柱になって大きくなってじっくりじっくり。あんまり透明な塊だし生き物の気配もないはずなのに、何かあるって振り向いて見つけました。


冷蔵庫の氷とは違う混じりっ気なしの全くの透明な氷は、ハッと気付くほどの美しさです。このときはたまたま一人で、この美しい天然の氷柱を子供たちにも見せてやりたくて、もう一つのとっておきお散歩コースに出かけました。


夏場でも涼しい木立の道は、山からの水がふんだんで、日陰になっているから固まりかけた氷も溶けにくく、じっくりと氷柱ができるのにはきっと最高の条件です。


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長い鋭い氷柱が幾本も並んで、つい手に取ってみたくなります。鐘乳石ではないので、ちょいと失敬しても構わないのですが、冷たい氷柱を道々持ち続けているのは、手袋越しであってもあっという間に手がキンキンになってしまいます。


この美しい氷を剣として使いこなすには余程の覚悟と素質が必要です。或いは勇気なのか。物言わぬ氷柱たちは、この静かな道沿いを通りかかるヤンチャ坊主をきっと待っていることでしょう。