勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

末娘は買い食いクイーン

8歳の末っ子はの夢は億万長者です。小学校に飾ってある短冊に堂々と欲望を掲げています。夢と欲望が合致する姿はめちゃくちゃ最近の私好みで、こうありたいと尊敬する姿でもあります。

自分で画用紙に何枚も描いた夢の家の中でも、宝石がいっぱい入った金庫の絵がお気に入りで、繰り返し眺めては幸せそうにしています。

 

さて、お金持ちの行動として買い食いはどうなのかという話です。

彼女は学校から帰るとすぐさま自転車に飛び乗って出かけて行くのですが、目的地は1キロ先のローカルスーパーです。その前に郵便局に寄ることもあります。

つまり彼女の行動としては、お財布を持って飛び出して、ATMでお金をおろしてスーパーで買い食いというわかりやすい散財です。

グミやアポロチョコを手に持てる程度買っていることもあったのですが、最近では箱アイスかバナナの房が定番で、道端に自転車を置いて食べている姿の目撃情報がチラチラ入ってきます。

ものすごい頻度で堂々と買い食いをするようになるとは、ちょっとびっくり。

 

一体どんな教育してんの!?

と、親自身も尋ねたくなるんですけどね。

お利口さん過ぎる姉とは別の意味で、どうしてそんな子になっているのか、親にもわからないほど好き勝手に育っているのです。

イメージが大事とはいうものの

子どもが小さいうちは共に貧乏暮らしをしようと決めて田舎暮らしを決断した後、私の次の野望は心の整った資産家であるので、そのための勉強やらをしていて、ポロリと口から出る言葉を我が物にしているのが末娘です。

「気持ちよくお金を使ったらいいんよね」

「だって欲しくなったから、我慢しないでいいやん」

「お金を送り出すとまた入ってくるんやろ」

「私、絶対お金持ちになれるから」

「白くてふわふわの犬飼うねん。名前も決めてるねん」

 

うーん、お金持ちマインド、間違ってない気がする。

マインドマップは脳に効く

けちんぼのお兄ちゃんが心配すればするほど、お金に恵まれるのは妹のほうだろうなと買い食いもありかと思ってしまいます。

兄のセリフ「そんな使ってしまってどうするねん」

「老後に溜めておかな損するやろ」

「もらうのはいいけど自分のお金出すのは嫌や」

見事な貧乏不安症マインドで、あきれるほど個性がわかれておりますよ。

 

末娘にはなぜそんなに買い食い資金があるのか。

周りの大人も姉兄も心配になりますし、両親もなのですが

ATMを使えるように姉たちに教えたときについてきたのが彼女の転機です。

「お金はある!」

強烈に感じたようで、「自分の欲しいものは自分で買う!」と強い心で決めてしまったのです。

あなたが下ろすお金はあなたの将来にと思って溜めておいたやつなんすけど~

定期預金で隠してますけど、普通預金にも幾ばくかいれていた私の落ち度かもしれないですけど~

もしかして将来より今、強い心で買い食いというのがよかったのかもしれないと信じたくなるほど、彼女の意思は強く眩しいです。

そして日々スーパーに通う自転車漕ぎの脚がどんどん強く固くなっています。

レーニングしなくて強くなるには、別の強い意志が効くわけですね。

 

あまりに強い意志を持った眩しい娘(行動は買い食いとはいえ)にもはや注意をする力がそがれまくっておりますが、親としてこれだけは伝えておかなくてはいけません。

「ゴミは捨てなさい!」

神さまはきれいなものが好きなのだと聞いております。

容姿がきれいなだけでなく、きれいな心が好まれ、

どっちも月並みでもお掃除してきれいを保つことがどれほど重要か。

と、説教できる親には自分の掃除力を呪いたくもなりますわ。

よく似た子を育てることの面白さと行き詰まりを存分に味わっております。

とりあえずゴミ箱を検討するところからやり直そう。