勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

音楽との関りを見直すとき

三重に定住するようになってもうすぐ9年になります。2016年6月からだから、合ってるよね。

2016年の夏に当時小2の娘と一緒にトランペットを始めることになり、

娘はそれから小学校のうちはトランペット、中学校でユーフォニアムをしてからチューバを吹くようになり、高校2年の今も一生懸命チューバを吹いています。

私は子供の付き添いでトランペットを吹くようになり、それから1年経ってからだったのか、タイミングは忘れてしまいましたが、大人だけで金管バンドをするようになり、その活動がメンバーを変えながらも続いているので、8年以上は関わっていることになります。

正直もう嫌になるくらい上達しないままでトランペットを吹いています。恥ずかしさを抱えながらも地域のイベントに参加したり、中学生や高校生と一緒に吹く機会があったり、福祉施設や保育園での演奏があったりと、おかげさまで地域の音楽家の端くれとしての活動を続けてきました。

昨年度に金管バンドのメンバーは3人増えて1人減り、現在8人のアンサンブルです。

なかなか上達しない私には、アンサンブルで高音トランペットを支えるサブトランペットという立場はちょうどよくありがたかったのですが、ちょっと時間を限界を感じてきました。

今年度わたしにとって優先するべきは仕事と子どもたちのサポートであって、いつまでも一皮むけきらない趣味にかけている時間とエネルギーはあるのかと壁に当たりました。

週一程度の練習であっても、練習前後にいろいろ影響はありますし、本番は土日なことが多いので、本業とのやり繰りがしきれないこともあります。それに加えて息子が中学生に上がったこともあり、苦手な時間のやり繰りはし過ぎない方がいいのです。

潮時かなと、そんなタイミングがあったようです。

あるもんなのですね。

 

大人の趣味なので、中高生のように期限はないのです。

コンクールで落とされるわけでもないし、できる範囲で関わるってことで十分なのです。それでも区切りをつけなければいけないなという直観があり、決意が揺らがないようにしているところです。結構必死ですね。メンバーへの切り出し方もわからないし。

 

そして奥の気持ちはもっとエゴイスティックなのかもしれません。

私はずっとリズムを保ち、高音と低音のバランスをつなぎ、いろんな場面で雰囲気を明るくするような役目を担ってきたのですが、それは心からの願いだったのかと。

いろんな場所での演奏に参加させてもらって、めっちゃできた!という満足はなくても楽しめたからいいなかって。本当にそう思っていたのでしょうか。

 

下手でもいいからもっと自由に吹きたい。合わせることに使うエネルギーを自分のために使ってみたい。そんな想いにも向き合うことになりました。

家族もサポートして、地域活動もサポートして、さらに趣味の音楽でもサポートって、そんなに自分を閉じ込めなくてもいいのではと気が抜けたような想いがありました。

 

アンサンブルという活動場所から離れても、培ってきたものは私に残っています。

上手に支えなければという緊張から解放されることでできることもあるかもしれません。

ソロで活動しようなんてだいそれたことは考えていませんが、いつでも吹けるように新しくプラスチックトランペット(プラトラ)を購入しようといまそんな気が向いています。

軽くて扱いやすくて、重厚な深い音は出ないけど、どこでも気軽に吹ける楽器を新しく相棒にしたいなという気持ちが湧きおこってきました。

真面目な吹奏楽の人からすればとんでもないのかもしれませんが

音楽はもっと自由でいい。ちょっとそんな風に傾くようになりました。

 

演奏する曲にしても、今までは決められたものを言われたように吹いてきました。

多少希望は出しても、演奏する場所や時期にふさわしいものでみんなでできる曲を練習して合わせて、ずいぶん沢山の楽譜がたまったものです。

でもそれも、自分で選んで自分のために吹いてもいいのかなと、揺れるようになりました。楽譜ってめちゃくちゃいっぱいあって、与えられなくても選べることすら今までは頭にもなかったのです。

store.piascore.com

私は流行の歌にはちっとも詳しくないので、あれこれ見ても知らない曲ばかりですが、市販の楽譜になるなんてことは、どれも誰かの大好きな曲に違いありません。

今まで知らなかった音楽にこれから体当たりできるチャンスがあります。

もっと自由に自分で吹いてみることもできるのかもしれません。

 

ああ、7年8年、コツコツと忍んできた音楽活動は、きっと違う形でのこれからにつながっています。至らないながらも真面目にアンサンブルを支えてきたステージから、おもちゃみたいな楽器で幼稚園児のような心で自由に解き放たれたステージへ。

手放すつもりがずいぶんと欲張りが出てきたものです。

立場は手放せても音楽とは離れる気がないのがどうも私の本音なのでしょう。

長々書いてすっきりする。なにより手放せないのはこっちも同じです。