勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

公民館総集合の芸能発表会がありました

公民館講座で金管バンドとしてトランペットを吹いてもう6年です。

謙遜でもなんでもなく本当に上達しないままですが

発表の機会は増えており、他の方に紛れて密やかに吹いております。

6名の中でトランペットは3本という、紛れまくりの環境は恵まれていますね。一緒に吹いていると自分もそんな音出せている気になれて役得。そしていつまでも追いかけられて幸せな立ち位置です。

 

そんな金管バンドの活動で、松阪市全部の公民館から芸能活動をしている団体が代表で集まって次々発表をする「公民館まつり芸能発表会」というのにご縁を頂きました。

飯高・飯南は広い地域で公民館活動も多いのか、代表が1つならずあちこちに知った顔が散見でしたが、市街地の地区は1つを代表として雨の日に集まりました。

趣味の活動を続けるには発表の場がありがたい

各団体の持ち時間は入れ替えを含めて7分ということで

歌あり、キッズダンスにフラダンス、太極拳やマジックショーなど次々と芸が披露されていきました。

舞台も会場雰囲気も華やかなのはやはりキッズダンスで、小学校高学年ともなれば本格的なチアダンスを魅せてくれます。幼児さんは舞台に出ているだけですごい役目ですね。気合の入った衣装や、最前列で一緒に振り付けをしながらビデオを回す親御さんまでまとめて可愛らしく見物することができました。

 

渋い演目としては「詩吟」!

始めよう! - 公益社団法人 日本詩吟学院

わりとかっちりした(スーツなど)で登場した人が、BGMありで詩を朗々と腹の底からうたい上げるという芸能を、私は初めて触れることになり、何団体も出ていたので実は人気があるのかと驚きでした。

どんな詩が選ばれるのか、どんな練習をするのか

じわじわと興味が沸いてきてしまいます。

 

ずっとやってみたいフラダンスも観れたし、太極拳もチラ見できたし、出演後の鑑賞がなかなかに有意義でした。


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金管バンドとしては2分半の曲を2つ、椅子なし立奏ということで準備を進めてきました。今まで演奏してきた舞台よりも広いところで、音が届くのかな、息は合うのかなと挑戦気分が続きました。

音楽でもダンスでも、演舞はなんでも、何十回の練習より1度の本番で力は伸びるものなので、未熟ながらも発表の機会があることは本当にありがたいです。

聴けるに足るものであったのかはこわいこわい。

なので、その場を用意してくれた方々、駆り出された各公民館のスタッフの方々にまるごと感謝するしかありません。

 

せっかくいろんな人が集まる場だったのに、出演者と関係者はほとんど控え室の順番待ちで舞台の外にいたので、会場の様子が見えにくかったのは残念でした。前の席が空きがちやったのもね。

人の出入りやパフォーマンスへの誘導のために私なら何ができるかな。いつもそんなことを考えてしまいます。舞台に出る機会を得ながらも裏方精神ばかりが育つゆえに、上達しないのでは。

 

私は元々多趣味の人で、音楽や言葉関係の芸能には縁が深いおかげで、なんだかいつも芸を磨く意識があります。そのおかげで退屈しないし、人のつながりもあります。

趣味がなくても生きていけますが、趣味の深みも理解しているので、こういう発表会がもっと開かれた催しとなって、関係者が増えていけばなぁと願っています。

本気で創作するには趣味をそぎ落とす必要もあるのでまだまだジレンマ抱えながらなのですけどね。

いろんな方が楽しそうに発表する姿があって、それを支える人の姿もあって、練習成果もそれなり発揮できて、なんだか良い日だったのですよ。

私はどこでだってきっと楽しくいろんな活動を続けて生きていけますが、飯高町のつながりはどうにも価値が高いこともヒシヒシ感じました。

この心地よい感覚がこの先また何かにつながっていきます。