朝のお散歩道、ご近所さんちの裏山から猿がわんさか降りてきます。
もう柿の実もないし、畑の作物もほとんどないし、稲穂もすっかりないけれど、陽当たりの良い里に落ちたドングリをねらって、毎日山から降りてきます。
農夫のお父ちゃんは犬をけしかけて猿を山に追い返します。里を根城にされちゃろくなことないからね。
犬はもともと猿が嫌い。敷地内に来ようものなら最大級の剣幕で追い払ってくれます。
でもお散歩道で、届きそうにない距離のときはそんなに興奮もしません。一睨み、ひと吠えで、通り過ぎてしまいます。
獣同士にはナワバリルールみたいなのがあるのかな。
猿と犬が見つめ合い、どうも真ん中に鶏がないと落ち着かない私は十二支絵本を読み過ぎたのかな。昔はきっとどこにでもあった光景ですね。