勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

森林や生物多様性など

森林インストラクターとしての自覚を持って、森や生き物のことを書いていきます

お花見風景2023です

桜の時期こそ今年も咲いたなぁ、最高だなぁという感激を共有したいのに、そわそわ気分が続いてしまい、また急に陽のもとで過ごす時間が長くなってしまうと眠りが長く深くなりがちで、ブログでの共有がとても難しくなるジレンマを抱えています。 共有したいの…

山の時間、人の時間

飯高町で江戸時代から林業を営まれるおうちの方に、山案内をしてもらうという超贅沢な機会の3度目は、静かに山での時間を味わうことがコンセプトでした。ついおしゃべりし過ぎてしまう主張派アラフォー女子たちへのけん制というだけでなく、子どもたちに対し…

他の生き物と近い生き方をする人である原点は

今週のお題「人生変わった瞬間」 ふときたこのお題についてピンときたのも何かの縁なのでしょう。 鈍くさいのに学生時代にアウトドアの部活を選んだときとか、仕事の保証もないのに田舎暮らしに飛び込んだときとかももちろん私の人生の大きな舵取り分岐点で…

山を歩いてみるとわかること

晩秋から冬に変わる空気の澄んだ日に、再び山案内をしてもらう機会がありました。 山の見かた、捉え方、歩き方、林道の付け方、里山の人々と山の関わり方などをおおらかにわかりやすくレクチャーしてもらいながら歩ける至福のひと時でした。 前回の山歩きや…

三重の木の椅子展3に突入!

11/3~11/6の4日間限定で、三重県立美術館の県民ギャラリーというコーナーで 「三重の木の椅子展3」が開催されていました。 知り合いの木工家具職人さんも主催者として出展されているということで、ただでさえ木の話は敏感になっているとき、是非行きたいも…

山は人の歴史なんだな

今週のお題「地元自慢」 ご褒美でしかない山案内をしてもらいました。飯高町で何百年も親方として林業に携わっているおうちのガッツある末裔に、想いのこもった山案内と環境教育を授けてもらいました。そしてめちゃくちゃわかりたかったことにガッテン合点と…

大きな試験を終えて

9月中旬は確かに頑張って勉強しておりました。 連休での台風2つは観光業の者には打撃なのですが、私には時間ができたチャンスと思えるほど、時間が欲しかった。 無駄に大きな学歴のある私ですが、試験とかテストとか実はちっとも得意ではありません。ちゃん…

里山案内人の立ち位置

何の気なしに生協さんで紹介されていたから注文してみた本が届いたら、思った以上に私にぴったりでした。図鑑とあるけれど、80ページほどの薄い本です。紹介されている生き物も200種類くらいで、虫を中心に鳥や獣、爬虫類両生類などほんのさらっと解説があり…

雨の中、土壌を想う

私が所属していた大学の自転車クラブが今年で50周年を迎えています。 その記念誌を作るという事で、古今東西の部員から原稿の募集がありました。それを機に、自転車クラブについて徒然思う事の他に、「50にまつわるお題」を自分でつけたものも投稿しました。…

林業のこと、ほんの少し

豊かな森林生態系を100年先、もっと先まで残していくための課題にぶつかっています。資本の浅知恵に惑わされずに、どこまでも学びが必要だと思って、森林インストラクターの勉強を続けています。過去問など全然解答できるようにならないし、ぶち砕けそうで悩…

森の法律との接点

森林インストラクターの勉強をちまちま進めてひと月半が経ちました。 テキストは400ページ以上の分厚い難しいものですし、過去問もちっとも歯が立たないし、なかなか進まないなぁとは思いながらの苦しい期間です。うん、真面目に勉強するってそれだけですご…

経ヶ峰の風車に対して思うことなど

飯高町での大規模風力発電計画は、まだちっとも終わってなくて続いていて、事業者にとっては八方塞がりなはずが、しぶとく粘る気満々なことがわかっています。 もういい加減面倒くさいのが本音ですし、これからどうなるのかと不安のまま時が過ぎていくのは大…

森の案内人への太い道

今年度はビジネスも学校関係もその他地域のいろいろもずっしり力を入れなきゃいけない正念場の年なのですが、 田んぼと畑や自然との関りももっと丁寧に力を入れる時なのですが もう一つ挑戦を決めてウェイトをかけていることがあります。 それが、森林インス…

タンチョウの舞

野鳥の会に入会して確か一年半。ちょうど活動自粛の時期とかぶってしまったので、美しい写真が濃縮された会報も減らされる一方だし、探鳥会という野鳥好きが季節の観察ポイントに集まって望遠鏡を覗いてきゃぁきゃぁ楽しむ会も中止ばかりで1度しか参加できて…

価値観の大整理!

少し前に知って、気になっていた書き出しのワークを昨日ふと行ってみました。 「価値観を整理してブレない自分を作る」がテーマで 自分にとって大切に想うことをランダムに80個書き出して それを40に絞り、20に絞り、最終的に5つに絞るという 誰にでもできる…

生きているだけで価値がある

山を守るためにイヌワシを探したいという想いを抱いて数か月。 インスタでハッシュタグ イヌワシをフォローしたのが今月に入ってから。 こうすると毎日イヌワシ画像が見られるようになりました。 そしてイヌワシ保護協会のホームページを熟読したのが今日の…

夏の虫、秋の虫

今年も沢山の虫との出会いがありました。 私、生き物が好きというだけで、虫が得意なわけではないと自己判定していたのですが、最近亀成園に来るお客さまたちの印象では 「虫、平気なんですね(信じられない)」が共通しており むしろ「流石ですね(田舎の人…

風力発電を学ぶための貼り付けいろいろ

風力発電事業について、概要や懸念事項、他地域での活動など今までいろいろと見てきました。もちろん網羅できているわけではないし、情報の偏りはありますが、縁のあった記事が今の自分に与えてくれた気付きは大きいです。 私ももっとまとめて書けたらと思い…

SAKURA プロデュース夢想

今週のお題「下書き供養」 誰も見てないとは思うけど、見てほしい気もする話を恥を忍んで、がテーマです。 【桜って罪】 花に浮かれる気はあるものの、桜の季節を素直に喜べない気持ちを永年抱えてきました。咲く前からそわそわして、咲いてからは各地の花を…

「生物多様性はなぜ必要か」講座を受けて

亀成園母が園主と共によく聞かれることの一つに 「なぜ移住先をここ(三重県松阪市飯高町森)にしたの」という質問があります。 ・川がきれいだから ・風通しがよく畑も茶畑もあったから ・古民家と相性がよかったから などがふんわりとした理由で、もっと真…

博物館で昆虫採集

あまりに暑い夏ですね。気候は徐々に砂漠化していくのかと行末案じられます。亀成園は山間地域にあるのでヒートアイランドで蓄熱する都会よりは過ごしやすいはずですが、畑作業や草刈り、朝夕の散歩など外で過ごすと噴き出すように汗が出ます。幸いこの夏は…

日々とかげ

長い梅雨がようやく佳境になり、終息しようとしています。もう一雨きたらいちおうの季明けということになりそうで、ホッとするようなそれはそれでまた文句言ってしまいそうな。今年はコロナ騒動ばかりがクローズアップされていますが、それは人とウィルスだ…

森のくまさん

つい1週間前にこのあたりで熊が目撃されました。毎年目撃情報はあり、山奥に居ることは分かっているのですが、あまりにも近い場所だったのでしばらくはこわごわとわくわくの狭間に おりました。熊が里におりてきたとき思い出すのはこの本です。「日本熊森協…

どうにもぬるいとゾワゾワしていたら

フィリピンの首都マニラから南へ50キロに位置するタール火山が噴火したようです。 Dante Pamintuan氏 撮影 フィリピン郊外の地で暮らしていた時は何度も訪れた場所で、火山湖の中にある火山湖という珍しいロケーションで、楽しい記憶がいっぱい詰まった場所…

科学作品展2019

今週のお題「夏を振り返る」 毎年夏休みが明けると次の週末は、松阪市での小・中学生科学作品展があります。夏休みの工作や絵画、自由課題、自由研究などの中で理科分野の作品を集めて学校が応募したものが市の文化センターで展示されます。出品されたほとん…

すべては幼い頃の学びから

#迷いと決断 楽天的というのはポケッと思慮浅いことではなくて、「天命を楽しむ」との意味で使われるらしいです。天命というとどこかの偉大な英雄の話みたいだけど、私のも周りの人のもみんなそれぞれの人生は間違いなく与えられ、導かれて期待されています…

大発生の裏側には

時代が変わって三日目の五月三日に飯高町ではハエが大発生しました。四日も一日中ブンブンしており、五日もかなりでしたが今はもうあらかた収まっており、あんなに居たのが嘘のようです。 もちろん大量のハエを野放しにしていたのではなく、ハエ叩きで叩き落…

シブシブ穴場を教えます

咲き始めの早かった今年の桜ですが、寒波のおかげで予想より長く楽しむことができましたね。どこに行かずともどの木も雄大で立派なのが田舎暮らしの特権でもありますが、どこにも出かけないのも却って落ち着かないのでお花見も行きました。亀成園から車で10…

春の庭で宝探し

やっとポカポカ陽気を信じられるようになりました。地区の神社とお寺の春季祭後の餅まきも無事に済み、ほくほくで春休みも終わりです。明日には息子の入学式があり、子供たちも進級し、忙しい一学期に突入します。香肌小学校は前期後期の二期制なのでもはや…

ヒトと木の百年二百年

今月19日に、会いたかった木の舟の公開イベントがありました。 櫛田川をカヌーで辿るのに一番絵になるのは地元の木でできたカヌーで、分野の違う人々がアイデアと力を出し合って地域を盛り立てていこうとの流れは、特筆に値すべき事柄です。でも何故か憧れ…