飯高地域で風力発電計画を立てる無謀な事業者が、近頃各家を回るという不穏な動きをしています。アポなしで一軒一軒回るので、住民が不安がるし怖がるし、ほんとろくな仕事しないのなぁと嫌んなっちまいますが、「めっちゃ文句言っといたぞ」との声も聞きます。心と時間に余裕のある住民にはまんざらでもない活躍感があるかもしれません。なんだか頼もしいなぁ。一軒一軒回っているという話ですが、うちにはまだ来てくれていません。迷惑料ごそっと置いてってくれないかしらね。
まあそんなことで、久しぶりに話題にしたくもない風力発電の話をする機会もありました。2年前の大騒ぎの後に移住した人たちにもざっと聞いてもらいました。かいつまんでかいつまんで、地域の想いは少し熱めに。まあそうなると聞かれてもいないのに鳥のことを話してしまうのが私の特徴です。
猛禽類を守るには風車はいかん!
ということで、このお題の答えは
イヌワシです。
大きくて強くてかっこよい最強動物ともいえるイヌワシ(主観)ですが、なにせ数が少ないのです。繁殖力が低く、一羽一羽のなわばりが広いので、オスメスが出会う可能性も低く、本当に貴重なのです。だからこそ開発予定地域にイヌワシがいるとなれば、開発は中止しなければという声がとてつもなく大きくなるのがイヌワシの存在です。
紀伊半島にもつがいがいるとされているのですが、目撃情報がなかなかなく、開発を止める決め手にはなっていないのです。可能性だけで既にいないのなら開発をしてもいい、わけないだろうと思うのは保護派の考えで、効力がない。
のならば、もし私が一日動物になれるのなら
イヌワシになってものすごく目撃されて、地域の自然がどれだけ貴重かの証拠になって、希望をつなげたいと思うのです。もちろん一日でペアと出会って産卵まではいきませんが、彼らの環境を少なくとも荒らさずにおくことができるかもしれません。
一日だけでも確かにいたという情報をバラまいて、環境保護がしたいです。
あんな大きくて強くてカッコいい生き物になりたいだなんて、ちっともそんな存在ではない私としてはだいそれた夢で気後れしまくりです。運動神経なさすぎの私がイヌワシになっても飛ぶことすらできずに一日終わりそうな不安もあります。飛べるけどヨタヨタしてたらどうしよう。あまりに弱そうでカラスにつつかれたらどうしよう。ダサすぎる。どれだけ身体を張っても環境保護につながるどころか生態系の混乱を招くだけになるかもしれません。
けれど、夢は大きな方がいいってば。
何を置いても守りたいものは豊かな自然環境に他ならないのです。
イヌワシとして地域の上空を旋回して、度肝抜かせるぜ!
そして叶うことならば、ホンモノにも出会いたいなぁ。
見染められたいとまでは言いませんが、対面して興奮のあまり墜落しても後悔はない。
↓イヌワシへの思いについて過去に熱く残していたのはこちらかな。
恋する相手はかくも大きくて強くてカッコいいのです。