森林インストラクターの勉強をちまちま進めてひと月半が経ちました。
テキストは400ページ以上の分厚い難しいものですし、過去問もちっとも歯が立たないし、なかなか進まないなぁとは思いながらの苦しい期間です。うん、真面目に勉強するってそれだけですごいよね。なかなか習慣にできるものじゃないよね。それでも大きな目標があることで、確実にそこに向かっていくことで、近隣の樹木を見る目が少し変わってきました。林業の方にもますます尊敬の目を向けるようになったり、良い感じにのせられています。単純素直万歳ですね。
樹木や生き物、生態系や土壌、きのこといった分野は元々興味があるし、ちっとも正しく覚えられやしないけど是非とも知りたい、わかりたいところなので、当たり前に熱が入ります。動物の問題ばかり増やしてくれないものかなと無駄に願ってみたり。それに対して、必ず出題されるけれど、ちっとも興味がなくて、正解できる気がしなかったのが森林や林業に関する法律分野だったのです。
森林が好きでも、森林に関する法律なんて無関係だと思っていました。
でも、テキストを見ているとなんだか聞き覚えがある言葉も出てきたのです。あれ、私、なんでこんな話を知っているのかと思ったら
風力発電の話で林業家の人や調べもの得意な人が話していたのですね。
開発に必要な許可をどこが出すとか
県でできること、市町村でできること、地権者に委ねられることとか。
まさか、こんなところでつながってくるとはびっくりでした。
それでもまだ、ちっとも頭に入っていないことには、がっくりですが。
国の方針としても、今までは産業としての林業促進のために森林に関わる法律が定められていたそうですが、最近流れが変わって、森と共にありながら成長・活性化していく地域や国であるようにシフトチェンジしていくようです。うーん、まだなんのこっちゃなのですが、ただ国力=経済力で、儲かる林業を目指していた政策を改めて、森林と共存しながらカーボンニュートラルを意図した政策に変わったということでしょうか。
カーボンニュートラルという言葉の捉え方や使い方はまだ腫れ物に触るような感触がありますね。そのせいで再生可能エネルギー推進という名の自然破壊行為者たちが大きな顔をしているのですから。真っすぐ考えるとカーボンを減らすことができるのは森林の作用だけなので、カーボンニュートラルの皮をかぶった自然破壊がまかり通らないようにな規制はほしいものだと思います。
そう思うんなら私もちょっとは勉強して、森林に関する法律のあれやこれやを頭に入れて、語るに足るぐらいにならなくちゃいけませんね。ああ、道はまっすぐ遠いです。
【覚書】
・森林計画制度
農林水産大臣が15年スパンで全国森林計画を立てる
都道府県知事が10年スパンで地域森林計画を立てる
市町村長も10年で市町村森林整備計画を立てる
森林所有者などが5年スパンで森林経営計画を立てる
森林の伐採及び伐採後の造林の届け出が必要
・森林法
林地開発制度の対象となる森林が定められている
土砂の採掘や林地以外への転用など、1haを超える開発行為には許可手続きが必要
森林法に基づいて保安林のこともよく出る
その他、自然公園法、自然環境保全法、鳥獣保護管理法、鳥獣被害防止特措法、種の保存法、外来生物法、自然再生推進法、地球温暖化推進法などが森林に関わる法律として挙げられています。
羅列するだけで眠気を誘って仕方がないですが、そこに関わるのは自然環境や多様な生物、そして(里山での)暮らしのことなので、我が人生に関係ありまくりなのです。少し眠ってからまた学び直そう。うん。身体の声を聞くことが必ずしも自分のためになるわけではないことは理解しつつ、無理が効くと過信しないほうがいいのも事実。びえーん、真面目な優等生になりたいよー。子供のお手本になりたいよー。
理想の母を追い求めて15年近く。7割でよしとは思っています。