くっきりと想い描けば願いは現実に叶うのだとか。
文字よりイメージが強烈なのだとか。
絵が描ける人いいなぁ、と指をくわえていては何も起こらないので
イメージ探しをしてみましょうか。
何のためにって、今こちらの学校に興味を持って、親子山村留学という形で、永住ではないけれど移住したいご家族や母子が賃貸で住める家を探しているのです。
学校に魅力を感じて、見学なり体験入学なりをしてみて、もっとここで子供に過ごしてほしいと感じたのなら、あとは住むところです。ネット環境があれば仕事はできる保護者ならば、学童期の子供に合わせて環境を選ぶことがもう難しくない時代なのです。
香肌小学校親子山村留学実行委員会としては、こんな追い風が来ることをずっと信じて願ってきたので「よし!よし!」といった気分なのですが、追い付いていないのは住宅なのですね。私たちが空き物件を維持管理しているわけではなく、家主さんとつなぐくらいしかできないので、なかなかもどかしい状態になっております。
地域に空き家は多々ありますが、持ち主さんはなるべく売ってしまいたいです。
敷地の広い立派な空き家は永住を考える、または起業を考える、またはとても余裕のある方が別荘として好きにするにはよいのですが、子連れで都会から来たお母さんがいきなり管理するのにはハードルが高過ぎです。
そして古い家は大幅な修繕が必要なことも多く、これもまた自由な人生をやり直したい方とか、時間にも資金にも余裕があってDIY大好きな方とかセミリタイアの方とかならちょうどいいのでしょうが、仕事をしながらの子育て世代には正直厳しいです。
地域の実情としては
・修繕費はかけずにさっさと売りたい
・名義だけで手間をかけたくもないので現状引き渡ししたい
・草刈が大変だからもう手放したい
こんな物件がほとんどです。
或いは
・価値があるかもしれないと思って手放さず持っていたら傷んでしまった
・物置にしていたけどそろそろ持て余してきた
・子供が小さいうちにだけ別荘みたいに使っていたけどもう世代交代
・親戚の目があるから勝手には決められない
そんなケースも多いです。
対して、親子で山村留学してみたい人の希望は
・こぢんまりと小綺麗な家
・インフラは使いやすいのがいい
・学校が近いorスクールバスのバス停が近い
・家庭菜園スペースくらいほしい
・駐車場は2台分くらいほしい
・とりあえずは賃貸で気軽に住んでみたい
とまぁ、普通に思いますよね。住むところに求める事を。
地域が生き残ったり活気が出たりするのには、子育て世代に住んでもらって地域を活気づけてもらうのが一番なのです。土地もあり空き家もあり、そしてまた住んでみたい人もいるのに、なかなかマッチングがうまくいかないのが浮き彫りになってきています。
だから、くっきりと「こんな家があったらいいな」を描いてみます。
・メイン道路から少し入ったところにあるこぢんまりとした家
・柱と屋根に問題なし
・トイレが簡易水洗に工事済み
・近所にいろいろ相談できる人がいる
・寝具と家電さえそろえればすぐにでも住める
現状を知っていると、これがいかに図々しい物件希望かというのはわかりますが、
親子山村留学希望者にとって、これくらいはハードルを下げておかないとチャンスを逃しまくってしまうなと切に思うので
思い切って願いを出してみました。
今日は七夕ですしね。
子育て世代の母子や家族にちょうどいい家が
1軒、3軒、5軒と小学校区内で見つかっていきますように。
絵本みたいに、頑丈なちいさいおうちが移動出来たらいいのですけどね。
或いはトレーラーハウスというのもありなのだろうか。
また日本の法律とかいろいろ関わってきそうですが、柔軟に楽しく奇跡のシンクロが起きることを信じて、呼び込み続けていきたいです。
今までは、子供を田舎で育てるというと、結構おしゃれなイメージが作られてきたような気もします。チルチンびとに出てくる人たちのように、手に職があって、家にもすごくこだわりがあって、家族全員がクリエイターみたいなかっこいい人たちが先陣を切ってくれていました。
でももっとハードルは下がっていい頃です。都会のマンモス校を出たい。のびのびと、でも人生懸けてというよりもう少しトライするくらいの気持ちで田舎で子育てしたい。大きくなったらどうするかわからないけど、小さなうちに自然の中で生きる力を身につけてほしいから、一緒にいれるうちにお試し移住したい。そんな人にとって動きやすい時代になってくると思うのです。
そのとき必要なのが、住みやすいちいさなおうちであることは間違いありません。
修繕費、維持管理費、家主さんとのお金の流れなど、私ではどうにもならないことがあまりに沢山ありますが、なんとかなるといいなぁ。
サブスクリプションできたりしないのですかね。
何軒かまとめて管理できたら尚いいのですが。
ほったらかしより賃貸のほうが家主さんに収入も入るし、そこから修繕費引いていくくらいの仕組みはできそうなものですが。
名案が出て、実行されて、子供が増える未来を描きましょう。
それが飯高の未来です。