勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

里山案内人の立ち位置

何の気なしに生協さんで紹介されていたから注文してみた本が届いたら、思った以上に私にぴったりでした。図鑑とあるけれど、80ページほどの薄い本です。紹介されている生き物も200種類くらいで、虫を中心に鳥や獣、爬虫類両生類などほんのさらっと解説があります。

何が自分に合うって、里山の環境とか生き物の数々について、程よく網羅してあるとことです。多少突っ込んでいるけれど、専門的過ぎなくて、大体知っている感じがとても心地よかったのです。心地よいってめちゃくちゃ大事ですよね。

 

私は昔から読書家で物知りという立ち位置で、生き物などはずっと好きで興味関心分野を広げて知識を溜めることで人生を楽しんでいるのですが、何か専門的な分野があるかと言えばそんなことはないのです。虫も興味深く好きな種類もあるけれど多過ぎてちんぷんかんぷんですし、野鳥の会に入ってはいてもなかなか見分け聞き分けのつく鳥の種類は増えません。草花も四季折々に触れあってはいるものの、パッと名前が出てくるのは多くないし、獣ぐらいですかね、大体知っている分野というのは。なにせ数が少ないですから。

 

ある程度何でも詳しい人というのは、多分きっと話をしていて面白い人なのですが、本人の偽らざる気持ちとしてはずっと、なんとも中途半端でいけないわぁとのコンプレックスを抱えていました。コンプレックスありまくりですからね。

どうせなら虫博士とか、樹木のことならなんでもわかるとか、きのこマニアとか、足跡探し名人とかにどれだけ憧れているか。それに比べて私は、と落ち込むこと数万回。飽きずに落ち込んで人生の時間を無駄にしてきたような気もしますし、たどり着くまでに時間がかかった分、ここから加速できる気もしています。

 

 『里山の生き物図鑑』を読み眺めて思いました。

わたし、こんな案内ならできちゃうやんって。

ある程度網羅して、生き物とか地形とか人との関りとかつながりあっている感じを伝えながら、その先にもつなげていくことって、わたしできちゃう。

 

人と自然をゆるく結びつける仕事ってあるのかなと今更ながら思いついたら、なんとドンピシャなものがあるのですね。

【人と自然を結びつける】インタープリターってどんな仕事?資格はあるの? | Greenfield|グリーンフィールド アウトドア&スポーツ

 

インタープリターの活躍する場所 | 自然教育研究センター

 

インタープリターってちっともピンと来ないし、今後もちっとも知られないままの仕事かもしれません。どうやって稼いでいくのかの筋道もちっとも見えてきません。

でも、時代がもっと動けば求められそうだなとの予感もあり、もう少し突っ込んで網を張っておくのはできることかもしれません。

 

人気者の自然好きコラムニスト兼インタープリターとしての未来

またフックをかけました。