勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

600回いったよ、記念!

おかげさまでこのブログもコツコツと意思を示し続けて600回になりました。命の時間を懸けて書き続けてきたものがこれだけ溜まってきているのは、決して自力ではなく、その時々でどなたかが読んでくれているおかげです。

はてなブログで縁のある方ばかりでなく、リアルな人間関係で時々「読んでるよ」と声をかけられることがあると、

あらまぁ、お恥ずかしい。だけど天にも昇る心地♪になります。

私を従えるには文章を褒めるのが一番です。さぁどうぞww

 

2017年12月13日に開設したこのブログは6年3か月という期間でやっと600です。

1日のPV数は一桁のこともあれば二桁うろうろというくらいで、ちっともバズることなく、かといって急に見捨てられることもなく、本当に細々と続けてきました。

300回記念で振り返りを行っていたので、その後300からの振り返りをします。

目を止めて下さりありがとうございます

300回で振り返っていたことも自給暮らしのこと、学校関係、香肌峡のこととテーマは貫かれておりますが、2021年6月以後のほうが起きた出来事がダイナミックな分、有意義な10選になりそうです。

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まずはこちらから

2021年2月の心境や願望があったから、今につながってきたものがすごく大きいなぁと読み返し甲斐のある一本です。

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引用しがいのある箇所はここでしょう。

”この一年、里山に居ながら街とつながりたくてたまらなかったから、暮らしの表面上は気楽にしていましたが、だんだんだんだん気力がはがれていく感じがありました。清流のすぐそばで広々と生き物に囲まれて暮らすことを選んでいますが、根底にある思いは「ぽつんと一軒家♪」でも仙人でもないのです。世の中の流れが都会から里山に逆流してほしいと願っています。そのために自身で実験をしています。子育て環境としてめちゃくちゃいいです。そう実感する人が来てくれることを望んでいます。”

 

次は暮らしまるごとを挑戦する大人へのエール

引用すると

”無理なく柔軟に、地域と学校と新しい仲間の3方向にとっていい流れがあるように、暮らしを楽しみながら、家族で支え合いながら、前につながる活動をする大人の姿は、子供にどう映っているのでしょうか。”

オンライン説明会の流れについて長々と説明パートがありますが、大事なのは地の部分です。

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地域活性化セミナーとして空き家を取り上げた前年度の活動も、記録に残すに足る「しっかりまとめを書いておいてよかった」代表のひとつです。想いのつながりが心地よい。

一つの家が生まれ変わって、新しく来る子どもの声を響かせるには、地域での協力が不可欠です。つまりはなから相続する人だけが背負うことではないという話でもあります。行政にうまく入ってもらいながらも、近くに住む人や家を取り扱う人たちなどが協力して、元気な親子を迎えることができたら嬉しいことです。”

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小さな学校との関りが強いがゆえに、「学校規模適正化」の話とも無縁ではいられず、複式学級にするくらいなら統廃合したほうがいいんじゃないかという声もある中で、先駆けて複式学級って素晴らしいよと明言していたのがこちらです。

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最後の方の主張として以下の引用

”「複式学級のような小規模校では社会性が身につかない」という断定には大きく意義を唱えたいです。

異年齢の子と当たり前に協力する

遊びは自分たちにやりやすいルールを必ず工夫する

誰もサボることなく学校生活をこなす

あれ、なんだか社会性の塊になってないですか?”

 

わりと閲覧数の多いブログ記事ですが、その価値もあるのではなかろうか。

 

さてこちらはほぼ非公表のテーマ投稿記事。

”豆って不思議な作物です。

実がそのまま種になるのは穀物と一緒だけど、成り方はそれぞれで、ぶら下がったり葉っぱのように上がったり。タンパク質たっぷりで保存も効いておやつにもなって。世界の10分の1くらいは豆に支配されているといっても言い過ぎではないくらい、実は食生活のいろんなところに潜んでいます。醤油とか豆腐とかダルカレーとかね。”

こんな考察の後に節分徒然が続きます。毎年節分の鬼払いの意味を調べ直すので、これ読んだらいいやと自分に意識づけておくためにも10選入りです。

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テレビの話についてもいくつか書きましたが、願いを込めているのはこちら

”いまいち大波に乗っかり切れない亀成園です。打ち上げ花火の勢いは苦手なので、マイペースでいきたいですね。その分、飯高町のあちこちに思いがけないいい影響があったらいいなぁって他力な願望抱いてます。ふるさとに帰りたくなる人が現れたらいいなぁってね。”

願いは遅れてやってくると言いますので、粘り強く意思表示しておきます。

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自分自身について深く書いているのも好きです。

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これから先の生き方として、生き物を学び、森林を学び、生物多様性を守り伝えていくために、インタープリターとして環境教育に携わっていきたいなとなんとなく描いています。そのための道筋がはっきりしているわけではありませんが、里山で暮らす、どうにも言葉の多い人として、自然と人の未来をつないでいくのは当然の役割になるなと予感があります。”

頑張って森林インストラクターの資格を取って、グリーン・ツーリズムインストラクターも取って、それでもまだ何者でもない私ですが、チャンスに敏感でいられるように、人生の大きな目標であるナショナルトラストにつながっていくように、過去から繋がる自分のイメージはクリアにしておきたいです。

 

というわけでその次はまさにセルフイメージ!

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後半に出てくるこの文章は我ながらいつ読んでもうっとりです。

”人はみな弱くてずるくてくだらなくて懲りない存在ですが

本当は強く賢く美しいものが好きなのです。自分もそう在りたいといつも心から思っているのです。それに加えて面白く優しくありたいなと。この辺は目指しているものが違うかもしれませんが、私の場合はこの5つが目指す全てです。

強くある。賢くある。美しくいる。そして大きな優しさを持ち、面白い人でいる。

だったら誰のせいにもせず、自分で磨いていくしかありません。”

 

未来につながるものとして、2024年になってから書いた中からの一本はこちら

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引用長いですが未来への道のりは少し長くていいかな。

”巡礼は身体をフルに使っての心の旅

己の内を見つめ、過去と未来をつなぐ旅

ずっとそういうイメージがありました。

一人で黙々と、あらゆる煩悩に飲み込まれそうになりながらも身体の疲れから何も考えられなくなって後、自分を見つける過程がある旅なのだと。

だから大学時代にサイクリングをしている時も、仲間との旅だけではなくどうしても一人旅もしなきゃいけなかったのです。私の意識としてはね。

けれど今回話を聞いていると、「人の温かさ」が何度も何度も強調されました。

大きな自然と壮大な歴史に囲まれているからそれでこそ、その時に出会うホンモノの人がいっそう心に残る。旅を共にした人たちとの絆が深くなる。

もう少しで何か大きなことがわかるようになりそうです。”

 

最後は軽く綴ったこちらを。引用箇所を読み直してちょっとびっくりしました。

”生き物だけでなく、やっぱり人も好きですね。

でも人と気持ちよく付き合うためには自然と触れ合って心を整えておく必要性が私は特に高いので、

・まず自然や生き物に触れる

・自分自身のささいな喜びを味わう

・そして人との深いつながりに満たされる

の順で命が彩られていきます。”

私、結構前からわかってたんだ。過去からのメッセージが効くとありがたい。

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というわけで600回記念の自選10作いかがでしょうか。

なんとなく目についたものをあまり偏らずに並べたといういい加減な選考ですが

「目に付いたすべては今必要なものである」そうなので

これでいいのです。

じっくり読んで悦に浸るのは私だけでいいのですが、目に留めてくれた方がいるのなら、一部でも響く言葉があればとてもとっても嬉しいですよ。