勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

環境を選べる大人に大きな拍手を

今週のお題「おとなになったら」

今回のテーマはこどもの日に絡めての「思い描いていた大人になれてる?」です。

 

子供は小さな大人ではなく、子供らしくいたらいい期間。

子供が子どもらしくいられることを全力で守るのが大人の役割です。

ということを以前も綴った気がします。2年前の成人の日でした。

kamenarien.hatenadiary.com

 

今回の「大人になったら」では、大人がいかに自由で楽しいかを伝えられたらいいな。

講演家でVoicyパーソナリティの鴨頭さんもよくおっしゃっているのですが、子供よりも大人の方が自由なんです。それにはビジョンとお金が必要ではありますが、子供の頃にあった制限がなく自分次第で人生が拓かれるのが大人の特権であり醍醐味です。それを実践して伝えていく大人がもっともっと増えたら、子供たちの心はどんなに明るくなるでしょう。「大人になるのは楽しいことだ」と心から思って欲しいです。そして安心して子供で居てほしいです。

そのために私にできることは、楽しく生きることと、そんな仲間を増やしていくこと。稼ぐことにも本気でいながら自由第一に、夢いっぱいに時間をお金を使っていきますよ。

 

 

子供たちの最高の小学校に勧誘するためのオンライン説明会があったのです。

7組の申込があり、なんやかんやで実際画面越しにお話できたのは4組でしたが、また次につながっていく動きになりそうな手応えがありました。ありがたいことです。

今いる場所から、子供の学校を考え直すことをきっかけとして、一年や二年の一定期間であっても生活を移す決断は、なかなかできることではありません。それでも子供との向き合い方や自分の暮らし方を考え直して、より良い選択をしてみることは、大人にしかできないことです。前提としてあったのは子供が今の学校に馴染めないとか問題があったとか、保護者がもっと違う環境で暮らしてみたいとか挑戦してみたいとか、事情はそれぞれです。共通して、何か別の動きを求める中で、こんな選択肢もあるかもと考えてみて、きっかけがあって、導かれるように説明会に申し込んで向き合うことにした大人が一定数いるのです。すごいご縁だなと感心と感謝しかありませんね。

実際つながりそうな人の奥にはもっと多くの可能性ある人もいるのです。ひとつひとつの機会をていねいに積み上げて、学校と地域の盛り上げは続いていきますよ。

今回オンライン説明会の集客に役立った画像はこちらでした。

いくつかの画像を作って反応を見るというマーケティングの一旦を学ばせてもらいながらの活動です。山の中のきれいな学校だなぁって一目でわかるのが強いのかな。

オンライン説明会の内容としては

①司会挨拶と委員長挨拶

②校長先生挨拶

③香肌小学校の1年をスライドで

④親子山村留学の説明

休憩を挟んで

⑤山村留学してきた保護者から学校のPR

・決め手となったこと

・子供の変化の様子

・デメリットがあるとしたら

⑥参加者からの自己紹介と質問

⑦ざっくばらんにいろいろ

⑧オープンスクールのお知らせ

 

大きくこの流れで、司会進行やカメラの位置など変えながら、1時間半でした。

 

入室から開始までわりと時間をとって、接続テストなどもしていたので音声トラブルなどは起こらずでよかったですが、開始までの場つなぎをもっと考えておけたらよかったことは反省点です。ここは私の力不足でした。それ以外は今までで一番スムーズでしっかり中身が詰まった会になりましたよ。

 

もう少し具体的に掘り下げていくと

①司会挨拶と委員長挨拶

お父さん担当部でしっかりとした導入になります。

 

②校長先生挨拶

今年度新任の校長先生が「この学校が好き」とおっしゃってくれて、一同キュンとしました。先生やつながる地域の温かい雰囲気が伝わったはず。

 

③香肌小学校の1年をスライドで

長年保護者としてCSボランティアとして携わってきた私の担当でした。

豊かな自然と地域の協力あってこその様々な体験活動の様子を伝えました。

 

④親子山村留学の説明

学校の特色や親子山村留学の流れなど、固い説明ですが知っておかなくちゃね。

 

次はメインパートとなる熱い保護者からの声です。

⑤山村留学してきた保護者から学校のPR

・決め手となったこと

・子供の変化の様子

・デメリットがあるとしたら

 

香肌小学校に編入して1年4か月の姉妹とちょうど1年前にオンライン説明会がきっかけで9月からここでの生活をエンジョイされている保護者さんの生の声でした。

ここに来てから知った我が子のことや、移住者だけで固まるのではなくて地域に馴染んでいけたことの良さ、授業を身近に感じられる楽しさなど、いつも話を聞いてはいても改めてPRしてもらえるのは熱いです。

環境を選ぶことが親にはできる。

この学校だからこそ社会性が育っていることを強く感じている。

デメリットは不便なことかもしれませんが、ほとんどのことは工夫すればなんとかなると皆さん実感されていますね。たまのお出かけが特別になって、暮らしのメリハリもあります。

 

⑥参加者からの自己紹介と質問

参加者は大阪、兵庫、名古屋、松阪市内とバラバラで、関心のあることは未就学児の通うところや移住してきたとして自身の仕事、それと複式学級についてや中学・高校のことなどでした。

こども園も中学校も香肌小学校からは距離がありますが、実際通っているので生の声をお話できますね。学校説明会よりも柔軟性を感じます。

保護者さんが話をされている間、チラチラと子供さんの姿も見え隠れしていました。大人の話や選択は他人事ではないと感じて不安かもしれませんが、矢印が向いてくれたら嬉しいです。

 

⑦ざっくばらんにいろいろ

それまでの進行がスムーズだったので、ざっくばらんな時間もわりとありました。

画面越しでも表情が明るく変わっていくと嬉しいです。

超小規模の学校なので、自分の子供だけでなく、どの子も本当によく見えるし大切で愛しいということを伝えられてよかったです。その感覚って報道では取り上げられることはないし、ある程度話がのらないと伝えにくです。けれどみんなが子供たちを大事にしていて、そこにまた来て欲しいですってことこそ、先に伝えておきたいことですね。

 

最後に

⑧オープンスクールのお知らせ

ご縁があった人はぜひ現地にお越し下さいの案内をしました。

前年度はオープンスクールのときに説明会をしていたのですが、いきなりお互い知らない中でいろいろ詰め込み過ぎていたので、正直疲弊が激しかったのです。なにかと事前準備も必要ですし、遊びに来るだけなら親子山村留学実行委員会のサポートは必要ないですからね。

今年度は事前に説明会を受けて下さっている方にご案内という形にして、ていねいに受け入れていく体制です。

今回オープンスクールに参加できずとも夏や秋のときも案内は出しますし、その他の日で見学もできなくはないのですが、丁寧に関係性を築いていける人のサポートをしていきたいです。そんな風に対応を変えていけるのもこれまでにいろいろな形での参加があったおかげです。

 

無理なく柔軟に、地域と学校と新しい仲間の3方向にとっていい流れがあるように、

暮らしを楽しみながら、家族で支え合いながら、前につながる活動をする大人の姿は、子供にどう映っているのでしょうか。

 

私が子供の頃憧れた大人はとにかくオープンで優しい人でした。

今のところその道にはあって、もう少し磨いていけたらって感じですね。

足りている力も足りない力もだいぶわかってきました。

やっぱり大人は自由で楽しいです。